婚活で「1円単位の割り勘男」に遭遇した女性へ→固定観念を破った2人が選んだ結婚式の形
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアラサー女子のアイコ。見た目もよく大手IT企業勤めという好条件に期待を寄せたものの、初デートの食事で突きつけられたのは衝撃の「1円単位の割り勘」だった。おごられて当たり前と考える“昭和女”と合理主義な理系男子は一見相容れないかに思えたが、衝突を重ねながら互いへの理解を深め、交際へと発展していく。
本作『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』は、古い価値観に縛られた主人公が恋を通じて自らの価値観をアップデートしていくラブコメディだ。単行本14巻の発売を記念し、作者のコニシ ナツコさんに制作の裏側を聞いた。
目標だった結婚式とドレスへのこだわり
すれ違いや課題を乗り越え、ついに結婚式という大きな節目を迎えた2人。新婦が最後にスピーチを行って式を締めるなど、固定観念にとらわれない二人らしい披露宴が描かれる。
14巻の制作において、コニシ ナツコさんは「結婚式はアイコの大きな目標の1つだったので、アイコのドレスやゲストの面々を描くのには力を入れました。自分自身のドレスを選ぶときのように楽しかったです」と明かす。
思い出のキャラクターたちが大集合した理由
式場には、これまで物語を彩ってきた懐かしい顔ぶれも勢ぞろいする。二人を応援してきた人物も、悪気なく邪魔をしてきた人物も、すべてが二人の関係性を育む大切な要素だった。
コニシ ナツコさんは「これまでさまざまなキャラクターがアイコとこうきの仲を応援したり(悪気なく)邪魔したりしてきました。その一つひとつが2人の関係を育んできたので、なるべく皆を結婚式のゲストで描きたいなと思いました。どのキャラクターにも愛着があるので大集合させられてうれしかったです!」と振り返る。
胸を打つスピーチに込められた「成長」のテーマ
披露宴のラストを飾る新婦・アイコのスピーチは、多くの読者の胸を打つ名シーンとなった。従来の形式に縛られず、自分の言葉で想いを伝える姿勢には、物語を通じたアイコの大きな変化が凝縮されている。
この感動的なスピーチについて、コニシ ナツコさんは「このお話の1つのテーマはアイコの成長だと思っています。『昭和引きずり女』であるアイコがこうきと出会ったことでどう変わったか。その部分をこのスピーチで少し表現できたらなと思って考えました」と語った。
「こんな男は絶対に嫌」と拒絶していた相手に惹かれ、自身の固定観念を壊しながら変わっていくアイコの姿。婚活や結婚における大切な気づきが詰まった本作を、ぜひチェックしてみてほしい。
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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