【漫画】こんなモブキャラいる…?「アニメで怪物にされるタイプの体育教師」 の“死亡フラグ回避”がヤバイ
ウォーカープラスの新企画「ウォーカービズ」では、さまざまな分野で活躍する“トップランナー”たちにインタビューを行い、人生の明暗を分けた決断の舞台裏や、成長の分岐点となったエピソードを紹介していく。
今回紹介するのは、Twitterで『○○で死ぬタイプの体育教師』シリーズを発表し、“死亡フラグクラッシャー”を主役にすえたSNS漫画で人気の酒井大輔(@sakai0129)さん。SNSで漫画をバズらせる秘訣や、漫画家として成功するために心掛けている点について聞いた。


漫画がバズったのは「たまたま的に弾が当たった」から?
――「最近フォロワーが増えた」とおっしゃっていましたが、フォロワーが急激に増えたタイミングを教えてください。
「ゴリ先生シリーズ(ゴリ先)の2話をアップした際に1番増えたと思います。ゴリ先を描く以前はフォロワーさんが1000人くらいでしたが、ゴリ先の1話で一気に3000人くらい増えてすごく驚いたんです。2話では更に1万人くらい増えて『なぜ2話で!?』ってなったのを覚えています」
――SNSで酒井さんの作品が支持されている理由はなんだと思いますか?
「わかりやすいのと『映画や漫画あるある』というネタが親しみやすいのかな?とは思います。キャラを好きだと言ってくれる方が多いのは本当にうれしいです」
――酒井さんは以前、成功するためには「運」と「タイミング」も大事だとおっしゃっていました。その理由を教えてください。
「成功というのはちょっと大仰な気もするんですが、自分の漫画がなぜウケたのかよくわかってない、というのが大きいです。最低限の画力は必要だと思いますが、狙いとちょっとズレた所でバズったりとか、たまたまインフルエンサーの方にリツイートしてもらったりという例もあったりするので、かなり運の要素が大きいと思います。未だに“たまたま的に弾が当たった”という認識が強いです」
漫画は“当てよう”と狙いすぎると滑ります


――その「運」をつかむために、酒井さんが努力されていることは?
「とにかく当たるまで作品を作って行くしかないと思います。ただ作るだけでは絶対に挫けるので、『もっと読みやすくしたい』とか『もっとキャラをかわいく描きたい』といった毎回課題を設定した方が楽しく描けるので、長続きするかと思います。あと、当てようと狙いすぎると滑ります。ゴリ先を作る以前に“時事ネタ”を狙いすぎて失敗しました(笑)」
――SNS漫画家として尊敬している作家さんはいますか?
「藤井おでこ先生が描いている『幼女社長』がすごく勉強になります。1話完結型で毎回4ページにまとめるの大変だろうなとか、毎回おもしろいネタをどう考えているのかが気になります!」
――漫画家として成長するために努力していることを教えてください。
「『課題を作ること』と『楽しんでやること』を意識しています。課題に関しては人に聞くようにしていて、最近だと編集さんから『線をキレイにした方がよい』と指摘されたので、線がキレイな漫画家先生のタッチを真似したりしています」
――今後の展開として発表できる部分があれば教えてください。
「少しずつではありますが、色々と進んでおります!」
――楽しみにしています!
取材協力:酒井大輔さん(@sakai0129)