【漫画】「発達障害の人=スゴい人」という世間のイメージに違和感 “発達障害グレーゾーン”の自分は何者?
ある日突然「発達障害グレーゾーン」の“特性”があると言われたら?「甘え」「怠慢」と疎まれる“生きづらさ”を描いた漫画『灰低 生きづらい+グレーゾーン』をSNSで発表している漫画家・クロミツさん(@kuromitsu1510)。そのなかで、「発達障害を持っている人イコール、スゴい人」という世間のイメージに違和感を感じていることを明かしている。

この漫画を公開したのは、介護日記漫画『電子書籍と親父の介護』でヤングジャンプ40周年記念漫画賞(エッセイ部門)佳作を受賞した漫画家・クロミツさん。

これまでの人生で「甘え」「怠慢」「努力不足」と疎まれ、“生きづらさ”を感じてきた作者は、ある日「発達障害グレーゾーン」の特性を持っているといわれたことで、自身の生きづらさの正体を認知。「同じ悩みを抱えている人がいることを知ってほしい」との思いから『灰低 生きづらい+グレーゾーン』を描き始めた。

18話では、「発達障害を持っている人イコール、スゴい人(才能を認められた人、成功した人)」は、ほんのひと握りいるものの、世間が思っているほどいないのではないか?発達障害を持った多くの人は、「自分の好きなことを見つけられず」「社会との折り合いを付けられず」病んでしまっているのではないか?と問題提起。さらに、“発達障害の症状があっても基準を満たさず診断が下りない状態”の発達障害グレーゾーンに属する“己の独特さ”についても、改めて「何なんだよ~!?」と嘆いている。

これを読んだTwitterユーザーからは「一般人もひと握りの天才がいるからそう考えると結局同じなんですよね」「クロミツさんは発達障害ではなくグレーゾーンとのことですが、立派な才能の持ち主だと思います。そうでなければこのような漫画は描けないですよ」と、納得や羨望の声が寄せられた。
グレーゾーン体質によるさまざまな悩みを持つクロミツさんの視点や言葉は、同じ悩みを抱えている人たちを勇気づけてくれる。
画像提供:クロミツさん(@kuromitsu1510)