【漫画】2歳の息子が発達障がい!?「なんでうちの子が…」育児初体験のシングルマザーが戸惑う/自閉症育児奮闘記
フリーデザイナーの「まる」さんは、本業に加えパートでも奮闘するシングルマザー。そんなある日、幼い息子が発達障がいである可能性が指摘される。ただでさえ大変な初めての育児。息子の成長への不安や戸惑い、悩みがあふれ出す。だが、そんな親の苦しみをよそに、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿。もう、発達障がいは単なる「性格の違い」とさえ思えるようになってきた…。
今回スタートするコミックエッセイ連載「自閉症育児奮闘記~今できること」は、そんなまるさんと幼い息子さんの日常を描いた作品だ。ほぼ隔週で更新していく予定。まるさんはすでにTwitterなどで、日常生活をコミックエッセイで発信。育児の悩みの部分はもちろん、発達障がいを抱える息子の成長にも共感の声が集まっている。



第1回の今回は、息子が発達障がいと診断されてから保健師、支援センターでの面談を行うようすを描いている。保育園の先生に指摘された息子さんの発語の遅れ、なかなか療育までつながらない焦り。不安しかない暗闇に包まれる中、息子の成長を感じて気持ちは前向きになっていく。












「発達障がいの育児ってこんな感じだよと知ってもらう機会に」
まずは、作者のまるさんより自己紹介を。「はじめまして。フリーランスデザイナーとして仕事をしつつ、パートにも出るかたわらイラストや漫画を描いています。自閉症と軽度知的障がいをもつ息子のリュウと2人暮らし。この漫画ではそんな息子との日々のお話を描いていきます」






リュウ君の発達障がいの可能性について保育園から話があったときは、「言われる前から、私が見てももしかして…と思うような不安な行動があったので『やっぱりな…』と思ったのと、『なんでうちの子が…』という信じられない気持ちが半々でした」
なかなか療育につながらず、焦るところも描かれている。当時の苦労や悩みはどうだったのだろうか。「とにかく時間がないことですね。今も時間がなくて日々追われていますが…。療育の見学に行きたいけどパートにも行かなきゃいけない。病院や支援センターの予約を取りたいけど数週間から数か月待ちで、そわそわしていました」
次回は初めての療育体験を紹介する。念願かなって通い始めることになった療育だが、リュウ君がなかなかなじんでくれず…。
まるさんは、「同じように自閉症のお子様を持つ方や発達に悩んでいる方、発達障がいって何?と気になっている方々に、発達障がいの育児ってこんな感じだよ、と知る機会になってもらえればいいなと思います」と話してくれた。
取材・文=折笠隆