【漫画】つまずいたら固まる自閉症の息子が言った「自分の気持ちは自分だけのものでいい」の意味とは

看護師でありシングルマザーであるまゆんさん(@mayun4311)。自閉症スペクトラムがあり特別支援級に在籍する小学6年生の息子・太郎くんとの暮らしを漫画にし、Instagramで配信。さまざまな出来事を、まゆんさんと太郎くんが一緒に乗り越えていく姿に共感の声が多く届いている。ウォーカープラスでは「自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界」と題し、連載をスタート。まゆんさん一家の何気ない日常を、描き下ろしの新作漫画と共に隔週でお届けする。

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第4回となる今回のテーマは「自分の気持ちは自分だけのもの」。まゆんさんに日々心掛けている事などを聞きつつ紹介する。

固まっている時に太郎くんが考えていること

まゆんさんと同じ看護師である妹のはるんさんが、休日にまゆんさんの家を訪れた時のこと。子供のおうちゃんを寝かしつけているはるんさんに太郎くんが「漫画に出てくる道具にね、自分の気持ちが相手に移るものがあるよ」と話しかけた。

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その道具を「はるんは誰に使う?」と問いかける太郎くん。「太郎はよく〇〇ならどうする?とか、なぜ、とか、なんで?と質問してきます。私たちは答えたりもしますが、逆に『なんでだと思う?』と返すこともあります」とまゆんさん。

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旦那さんに自分のきつさを分かってほしいと答えるはるんさん。太郎くんは「なんできついのをわかってもらいたいの?」とまた質問。「私のきつさがわかったら感謝だってされるだろうし…。太郎ちゃんは誰に使うの?」とはるんさんが言うと、太郎くんは「誰にも使わない。自分の気持ちは自分だけのものでいいから」。

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ハッとなったはるんさんに、じいじとばあば(まゆんさんとはるんさんのお父さんとお母さん)が「その心を教えましょう」と太郎くんの気持ちを代弁してくれた。何かにつまずいて固まってしまうことが多い太郎くんはある日、ばあばに自分が固まっている時に考えていること教えてくれたそう。

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太郎くんは固まっている時、あるアニメのセリフを思い出して、それがぐるぐると頭の中で回っているという。「それで、頑張ろうって思うけど身体が動かなくなる。僕と同じ人がいっぱい居たら世界中時間が止まってしまうよねばあば。僕の気持ちは僕だけの物でいいね」と太郎くんは話した。

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それを聞いたはるんさんは「なんて深いの」と感心。自分の気持ちも大事にしながら、相手のことも思いやれる太郎くんの言葉に、筆者も優しい気持ちになった。

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取材・文=重藤歩美(ウォーカープラス編集部)

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