【漫画】意見が食い違って口喧嘩…。アフリカの紳士が語る、話し合いの心得が心に刺さる
些細な食い違いがきっかけで口論に発展してしまうことはままあるもの。相手の言い分に納得できず、頭を冷やした後の話し合いでも、気まずい思いを引きずることも……。アフリカで出会った男性が語る、そうならないための話し合いの心得に「良き考え」「身につまされる」と共感の声が集まっている。

「自分が正解だと思い込むな」ゴールを見誤らないための心得
話題の発端となったのは、海外での旅の体験を漫画に描いた「つかれたときに読む海外旅日記」「続・つかれたときに読む海外旅日記」などで知られる漫画家の五箇野人(
@gokayajin
)さんが、アフリカでの体験をつづった新作エピソードだ。

ある時、アフリカの町中を散策していた五箇野人さん。通りかかった現地の男性に話しかけられ、しばし談笑していたところ、男性に一本の電話がかかってきた。その電話での応対に険悪なムードを感じた五箇野人さん。電話の相手は男性の妻で、昨晩意見の食い違いでちょっとした口喧嘩になったのだという。
これから改めて話し合うという男性は、五箇野人さんに「その時の心得…わかるか?」と問いかける。「口喧嘩に勝つための心得」を聞かれたのかと思い、五箇野人さんは何も答えられなかったが、男性は「『自分が正解だと思い込むな』」と自分に言い聞かせるのだと話す。

話し合いのゴールを「相手を自分と同じ意見にすること」ではなく、「お互いの意見を理解する」と考え、相手の言葉に耳を傾けるよう心掛けるのが大切だというのだ。
旅先で出会った男性の言葉に「極上の心得」と感銘を受けたエピソード。Twitterでの投稿には2.7万件以上のいいねが寄せられ、読者からは「なんと素敵な紳士の心得」「互いの意見を理解するのがゴール。心に刺さった」と、その心構えに共感するコメントが多く集まった。
自分の意見をお互いに押し付け、こじれた時には話し合いに「勝ち負け」を持ち込んでしまったという経験がある人も少なくないはず。考え方がぶつかった時にこそ思い出したい金言だ。
画像提供:五箇野人(@gokayajin)