【漫画】「そ、そんな…」新人飼育員に待ち受けるペンギンたちの洗礼!
水族館を愛するあまり「水族館が好きすぎて」(KADOKAWA刊)というコミックエッセイを発売した、漫画家・まつおるか (
@matsuorca524
) さんによる連載第9回。いよいよ春本番!すみだ水族館のマゼランペンギンのうぶで濃密な恋愛模様を見守る飼育員にも、新入社員が入ってきた。

そんなすみだ水族館の飼育員たちは、マゼランペンギンたちを、日々見守り、ちょっと熱すぎる愛情で観察している。その熱量でできたのが「すみだペンギン相関図」だ。本作を監修する飼育員の皆さんが、ペンギンの豆知識を教えてくれた。

あこがれの職業“飼育員”になるには何が必要?
――水族館で飼育員として働くには、専門的な学校を卒業していないとなれないのでしょうか?
「いえ、そんなことはありませんよ。ただ、採用基準は水族館により異なりますが、生物学など自然科学を専攻している方が多いですね。実際に漫画内に登場した新入社員・佐藤も、四年制の大学で生き物について学んでいます!」
――そうなんですね!やはり飼育員の皆さんは生き物がお好きなんですね

飼育員に一番必要なのはリスペクトの心!
――ペンギンの飼育員に必要な素質って何でしょうか?
「すみだ水族館でペンギンの水槽を担当する飼育員で言うならば、“ペンギンへのリスペクト”ではないでしょうか。ペンギンの気持ちになって悩んで、喜んで。体全体でペンギンのことを考えることが出来る人が、ペンギンの飼育員に向いているんじゃないかなと、私は思います」

一度はあこがれる、飼育員という職業。実際に水族館で働く人たちは、並々ならぬ努力と、大きな愛を持っている。水族館を訪れた際には、改めて、愛ある飼育員の言葉に耳を傾けてみては。