【漫画】おでこに現れた“あと72年“の数字「これって寿命?」突然の能力は「天啓か?」「与えられた使命?」深まる謎に注目
ある日、目が覚めたら自分のおでこに「あと72年」という数字が…。鏡の汚れでもなく、他の人にも同じような数字も見える。自分の数字と人の数字が違う理由を考えると、それは人の「寿命」であると気づく。そんなインパクトのある出だしで始まる、アシモトマモル(@ashimoto_mamoru)さんの『寿命が見える男子高校生の話』を紹介する。

主人公の山田ケイの寿命は“あと72年“。夢か現実かわからないままリビングに向かうと、自分の両親の寿命まで見えてしまった…。突然、不思議な能力を手にしてしまった山田の高校生活を描く、本作の制作秘話や見どころをアシモトマモルさんに伺った。
目覚めたら寿命が見える体質になっていた!?

――人の寿命が見えるという面白い設定ですね。作品を制作するにあたり、参考にした作品は何かあるのでしょうか?
ある日ふと思いついた話なので明確に参考にした作品はありませんが、思いつくにあたり、影響を受けた作品ならあると思います。例えば、押井守監督の『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』や『ヱヴァンゲリヲン』『イヴの時間』などの作品が好きです。元々、哲学的なことが好きで、日頃から生きるとか死ぬとかをよく考えていたのも思いついたきっかけだと思います。

――幼なじみの森田カナメだけ、寿命がカンスト(※カウンターストップ=数字が上限に達した状態)しているのには笑いました。第2話で主人公は倒れてしまいますが、寿命が見えることで体に負荷がかかっているのでしょうか?
そうだと思います。山田の体がまだ寿命が見える能力に適応していなくて、知恵熱が出たような、そんな感じです。

――今後、彼にだけ寿命が見える理由、森田カナメだけ寿命がカンストしている理由、見える人と見えない人がある理由も明らかになりますか?
森田の寿命が長い理由というか・・・森田のことについては少しずつ明らかになる予定はあります。読み手に想像の余地がある話が好きなので、どこまで漫画で描くかは決めていません。

――山田、森田、高田と「田」のつく人ばかり続いているところに気がついた読者がいますが、これは本作の内容とつながっていきますか?
気付いて貰えて凄く嬉しかったんですけど、全く関係無いんです。キャラの名前を考えるのが面倒だったので、全部○田にすることにしました。今後出てくるキャラがいるとしても、彼らも○田になります。

――読者の方は「続きを全力待機!」されていますが、今後の投稿ペースが決まっていれば教えてください。
昨年末~年始にかけて漫画制作をお休みしていたので現在3話を制作中で、5月中には投稿できたらいいなと思っています。目標は3カ月に1話です。

――その他、どのような作品を描いていますか?
普段は、イラストレーターとして活動しています。イラストの制作やご依頼お待ちしております。
現在、Twitterおよびpixivに第2話まで投稿されているが「主人公の寿命は平均寿命に近くて現実的なのに、幼なじみがカンストしててウケた」「クラスメイトの寿命が短くて妙にリアル」とユーザーから反響を集めている。突然、人の寿命が見えるようになった理由とは?続きが気になる人は、アシモトさんのTwitterをチェック!続編に注目したい。
取材協力:アシモトマモル(@ashimoto_mamoru)