【漫画】「大人になれない」という“まさか“にコメント欄が大反響!子供の純粋さと残忍さに“思わず鳥肌!“奇妙なミステリー
今年のGWは、多い人でも10連休。おうちでまったり過ごす人はもちろん、規制緩和により旅行や帰省で長距離移動する人も多いのでは?そこで日々の疲れを癒やしたい人にも移動中のお供にもぴったりの漫画をお届け!ウォーカープラス発のこれまで人気の高かったおすすめ漫画を厳選して紹介する。

大家(@ksyjkysk)さんの『僕らの夏と灰』は、思春期に差し掛かった子供特有の「見栄」や「度胸」「劣等感」や「変わりたい気持ち」を見事に描いた作品。一人ひとりが悩みを抱える小6のメンバーは、このサバイバルを成功させて大人への階段を登ろうとしていた。

大どんでん返し!戦慄のラストが話題

山の中で過ごすことを決めた少年たちは、深夜、この山にいると言われる化け物「灰入道」と遭遇する。化け物との遭遇、襲われる恐怖に負けそうになりながら「僕たちは変わりたいんだ!」「そのためにここに来たんだ!」と灰入道と“闘う“ことを選ぶ。

そして、自分たちの手で灰入道を撃退。大人への儀式として「ひと夏の大冒険」経験し、一歩前進したように思えた中盤から一転、予想もしていなかったジェットコースターのようなラストが待ち受けている。驚きの展開にコメント欄でも「何度も読み返したくなる!」「読み返せば、読み返すほどゾッとする」と反響を呼んだ。

読者の予想を見事に覆すラストについて大家さんに話を伺うと「子供が大人になる過程を描いたストーリーはよくあるので、逆に大人にならなくても良いし、なれなくしてやろうと思ってあのようなラストに決めました」とのこと。
子供らに見えていた化け物「灰入道」とは一体?

本作は読者から何度も読み返したくなるというコメントが多い理由の一つは、中盤に現れる化け物「灰入道」だ。子供らが「灰入道」に見えていたのは、実は人間だったのでは?という疑問にぶち当たる。

その点については「そういう解釈もできますし、単に妖怪に化かされていたという解釈もできると思います」と、大家さん。このミステリーともオカルトとも解釈できる作品が読者を惹きつけてやまないポイントでもある。

大人と子供の間で揺れる思春期の子供を丁寧に描きながら、ひと夏の忘れられない出来事を描いた『僕らの夏と灰』。本作のテーマを伺うと「テーマらしいテーマはあまり考えたことがないのですが、“克服できないコンプレックスと一生消えない心の傷“がテーマになるのかなと思います」とのこと。恐怖のラストに背筋が凍りつくこと間違いなしだ。
取材協力:大家(@ksyjkysk)