【漫画】「あなた誰だっけ?」“忘れっぽい”妻はついに夫の顔まで…!?全記憶を失くした妻と、愛する妻を看取った夫の深い愛に「激泣き」
WEBを中心にさまざまな漫画を描いている、ぱげらった(@pageratta)さん。「異世界転移」や「謎解き」など流行を取り入れたものから、独自のキャラクターや魅力的な人間まで、幅広く描くぱげらったさんの漫画はたくさんの人を虜にしている。そんなぱげらったさんの数多くの名作の中から、今回は「ウチの妻は忘れっぽい」という漫画を紹介したい。

「ちゃんと保険証とか入れた?」何気ない夫婦の会話が始まったかと思いきや、冒頭からこの2人、様子がおかしい。妻・燈子は、部屋着のスウェットのまま出かけようとするし、病院へ行くことになっているのに「これからどこ行くんだっけ」と言う。

ある夜には、目覚めた時に隣で寝ている夫が誰かわからず、さらには「私も誰…?」とパニックに。燈子は、家を出てしまう。

その後無事に見つかったが、夫は、以前から進行していた燈子の脳障害がさらに進んでると医者から告げられる。「恐らくもう、まともに思考することもできないでしょう」。

脳障害の進行をなんとか食い止められないかと、燈子に2人の思い出が詰まったアルバムを見せる夫。しかし反応のない燈子、思い出を振り返る行為が想像以上に堪えたのか「また行きたいな。二人であの場所…」と堰を切ったように泣いてしまう。そのとき、何も覚えていない妻の手は咄嗟に夫の頭へ…!「泣かないで…」。


しかし治療も虚しく、ついに燈子は生き方さえ忘れてしまう。

それから40年後。ロボットが活躍し寿命が短くなる薬を飲むのが義務という時代、年老いた夫は末期の認知症で入院しており、担当看護師の名前を忘れるほど記憶障害が進んでいた。

そんな、ほとんどのことを忘れてしまった状態の夫が、最後にある行動を起こす。夫婦愛が胸を打つ、その結末とは…?

本作をTwitterで連載した際には、「激泣き。周りに人居なくて良かったなぁ。、、、」「奥さんの記憶は忘れていっても、奥さんの性格までは消えないんだなって切なくなり泣けました」「生き方さえ忘れてしまったって表現めっさこたえるわ」「ずっと相手を思えるって素敵です(´;ω;`)」など、悲しくも美しい結末に、たくさんのコメントが寄せられた。
認知症の場合、少しずつ遠い記憶も覚えておけなくなると言われているが、本作の夫は大切な遠い思い出は忘れなかった…!大事な人をもっと大切にしたくなる漫画「ウチの妻は忘れっぽい」。ハンカチを握りしめながら、ぜひ読んでみて。
画像提供:ぱげらった(@pageratta)