【漫画】「幼児返り」した認知症の父親がゴミ箱をトイレと間違え… ストレスだらけの介護生活に「子育て以上に辛い」の声も

認知症になると「子供(幼児)返り」することがあり、身体が大きい分、子育て以上に大変な面もあるのが「親の介護」。予想外のトラブルや、ストレスに溢れた介護生活を描いた実録漫画が、SNSで注目を集めている。


この介護漫画を描いたのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つ クロミツさん(@kuromitsu1510) 。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品 『灰低 生きづらい+グレーゾーン』 や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、介護を通して家族に向き合うシリーズ 『令和介護録270日』 の25話と26話。病院から自宅に戻った認知症の父親は、リモコン操作にも苦戦するようになっていた。クロミツさんの家にはリモコンが3つあり、どれも形状が似ているため認知症の父親には理解が難しい。そこで、クロミツさんはボタンの少ない万能型リモコンを購入して操作法を教えた。


そんな日々を過ごしながら、「自分ひとりで対応するのにも限界かな?」と不安を覚えはじめた矢先、クロミツさんは部屋に置いているゴミ箱が濡れていることに気づく。「これってもしかして…」と思い確認をしてみると、どうやら病院の簡易トイレに慣れた父親が、形状の似たゴミ箱に粗相をしてしまっていたのだ。父親に聞いても、本人は「いやいや、してない、してない!」と、まったく覚えていないようで、この粗相が治ることはなかった。


こうしたトラブルが続き、「親父がどんなトラブルを起こすのか」と、クロミツさん過度の緊張で寝不足の日々が続く…。


ある日、仕事から帰宅すると「買い物に行きたい」と言い出した父親。クロミツさんが「疲れているから」と言っても、「たまには外に出たい」と譲らないため、仕方なく一緒に買い物に出かけることに。すると、会計時にクロミツさんの財布をじっくりと眺めた父親は、手持ちの現金が少ないと見るや「オレはそんな貧乏なお前をバカにしている」と仰天発言。疲れがピークのなかで突然の侮辱を受け、父親に対する怒りとストレスがピークに達してしまうクロミツさんだった。


漫画を読んだユーザーからは「相手はその場その場でモノを言ってるだけだから本気にしない方がいいんだけど、受け取る方はそうは思えないから辛い」「寝不足だったりお世話してる内容はすごく子育てと似ていますが、相手は大人だし、上から目線の物言いまでされて絶対に子育て以上に辛い…」と同情の声が相次いだ。

想像以上に辛い父親の介護。ストレスだらけのクロミツさんの生活はどうなっていくのか、今後の展開に注目だ。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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