【漫画】気持ちで負けない!アクション映画のような激烈バトルに「感動しかない!」とTwitterで3.5万の反響

子供の能力を最大限に引き出す遺伝子組み替えが義務付けられた100年後の未来で生きる平成生まれのゲンは、筋肉隆々の鬼木種に真っ向勝負を挑み、生徒会長になることを目指す!
前編・中編と全3回に渡ってお届けした、無冬季さんの漫画「平成原人」。今回は待望の最終話をお届けする。
無冬季さんといえば、人生の最後に大どんでん返しが起きるという「
死んでも死にきれないクソ陰キャと金髪が似合うギャル
」がウォーカーブラスでも大好評を博した。突如現れた死神が「1つだけ過去を変えられるとしたらどうする?」と青年に問いかける話題作も「繰り返し読みたい!」と読者の反響を得ている。
対等になれない平成原人が本当に欲しかったものとは?

「マラソンで1位にしてあげる」と根折麦(ねおむぎ)が製作したのは、身体能力がアップするという「電操繊維パワードウェア」というボディスーツだ。これを着用すると身体能力以上のパワーを発揮できるという代物。学校でウェアを着用し、マラソンで1位を獲ろうとしたが、鬼木や運動部のみんなに押しどけられて敵わなかった。しかし、ゲンはどうしても根折麦(ねおむぎ)の考えに納得が行かず、自分なりの方法で鬼木と向き合うことにした。

根折麦(ねおむぎ)はウェアを製作し、みんなを見返そうとしていたことを暴露。学校のみんなから虐げられてしまう。鬼木と根折麦は同じ未来人でありながらも、正反対の体質だ。進化させた特性を活かすことは、対等で生きることができないということ。根折麦は、すべてをわかった上でゲンの味方になったのだ。

大会にエントリーしていないゲンが乱入し、大会は大きく荒れた。選手たちは「目障りだ!」とゲンを無理やり排除しようと襲いかかる。それでもゲンは、自分の決めた正義を貫こうとボロボロになりながら鬼木を追いかけた。

優等生だけが唯一の取り柄だった根折麦とゲン。庇ってもらったことがずっと気にかかっていたゲンは、自分の失敗を誰かに代わってもらうようでは生徒会長の資格すらないと自らの責任を取るために走り続けていた。

ゲンと同じく、根折麦も「友達」が欲しかった。自分の「実力で誰かを喜ばせることができたら、好かれるんじゃないか」とこのウェアを製作し、ゲンに着せたのだ。共通するコンプレックスをこの闘いで晴らしたいと言うゲンの思いに、根折麦の心も熱くなる。

ボディスーツの力を最大限に引き出し鬼木に追いついたゲン。ボディスーツの限界を超えてまで走り抜けるゲンと最強の体躯を持つ鬼木の勝負の行方は?そして「さよなら」してしまった根折麦とゲンの関係に決着がつく結末に「こんな長編が無料で読めて感動!」「マラソンなのに、アクションみたい」と、3.5万のいいねと1.2万のリツイート(2022年5月現在)がついている。2人の白熱する姿にワクワクが止まらない。
画像提供:無冬季(@After_man_gene)