再婚した義母に疎まれ「家では針のむしろ」映像化したいミステリー!彼女の亡骸は一体どこに?

行方不明の遺体を探してくれるという「亡骸探偵」。遺体が見つからない、成仏できずにいる霊を弔う仕事を請け負っている。幽霊となってしまった悲しみや切なさを抱えた背景に「映像化してほしい」「連載で読みたい」との声が多く届いている、吉野(@stone25shion)さんの「亡骸探偵」を紹介する。
成仏したい遺体を探す仕事?

――今回は応募作品と言うことで描かれていますが「亡骸探偵」の背景を教えてください。
主人公が行方不明の遺体を探す専門の探偵で、今回の話はその依頼のうちの一つという形です。主人公もこの稼業をやっている目的があるんですが、それは追々描いていけたらなと思っています。

――亡骸探偵は、どのようなきっかけで制作されたのですか?
桜の話が書きたくて、桜の下には死体が埋まっているという文章からインスピレーションを受けて作品を作りました。

――主人公は、霊感が強いなど特別な力があるのでしょうか?
亡骸探偵は主に行方不明になった遺体を探すという依頼を受ける探偵です。主人公は霊感があるので、幽霊が見えています。幽霊に聞き込みをしたり、死んだ本人に聞いたりして、遺体を見つけ出しています。

――物語の始まり方や彼女の制服は、意図的に描いたのでしょうか?時代設定などが決まっていれば、教えてください。
年代をちゃんと決めているわけではないのですが、亡骸探偵自体は現代の話です。冒頭は幽霊系と言ったら「和」という感じであんな感じになりました。彼女のビジュアルが昔っぽいのは意図的です。香の女香の女自身昭和生まれですし、殺されたときの姿で止まっているのでそういうキャラデザインになりました。

――途中で「彼女が死んでいる」ことがわかってしまいます。それでも読後「感動した」「映像化して欲しい」や「続編期待」の声もありますが、いかがですか?
読んでくださった方の感情を揺さぶれたら嬉しいなと思いながら描いていたので、そういっていただけて嬉しい限りです。続編の構想はあるので、いつかお披露目できたらと思ってます。映像化は、私もしてほしいですね(笑)

――その他、どのような漫画を描かれていますか?
亡骸探偵とは雰囲気が全然違うのですが、現在、タテスクコミックレーベルで「
僕の婚約者の話
」を連載中です。こちらもぜひ、よろしくお願いします!
昭和時代に義理の母に殺され、桜の下に埋められたという女の子。花見をするように美しい桜を愛でながら、いつまでも「誰か」を待っていた。現代まで誰も気づかないままだった経緯や人の思念を救う物語だ。
取材協力;吉野(@stone25shion)