家事も育児ももう「ウンザリ」!!でも時給を払ったら家計は“大赤字“!?専業主婦の不満は夫婦のコミュニケーションで解消せよ!

家事や育児・介護など家族の身の回りのお世話をする家事労働や家族労働は、対価が支払われないため無償労働、いわゆる「ただ働き」といわれる。しかし、実際に家事労働や家族労働する人たちからは、「不眠不休で働いている」「時給計算以上に大変!」と言う声も届く。今回は、そんな専業主婦をテーマにした漫画をお届けする。

専業主婦が「働いていない」といわれるの意味は?収入がないから?画像提供:みこまる(@micomalu)


専業主婦の“労働“について、政府やメディアが月給を試算して発表するようになり、賛否意見が割れている。「専業主婦に給与とかおかしい」「衣食住を賄ってもらってるのに」という意見もあれば「時給があればモチベーションも上がるのに」「相応の対価がなさすぎ」と無償労働に意見する人も…。とくに子育て中の女性は、家事と育児の両立で子供が入園するまでは四六時中子供との生活を強いられ、イヤイヤ期やトイレトレーニングなど「休む暇もない」というのが本音のようだ。

【漫画】泥だらけのスニーカーは育児の勲章だけれど、世間からどう見られているのか?画像提供:みこまる(@micomalu)

今回紹介するみこまる(@micomalu)さんの「専業主婦は『働いてる』とは言わないの?」の主人公サチは、1歳と3歳の子供を抱え、日々奮闘する専業主婦。社会の目は専業主婦に冷たく、肩身の狭さを感じていた。子供の成長を見守りたいと退職を決めたのに、自分の選択は間違っていたのだろうか。そんな不安を抱えながら日々を過ごしている。

奮闘する専業主婦の心を代弁してくれた

朝早くから夜遅くまで。「家族」のための無償労働は「働く」ということではないのだろうか?画像提供:みこまる(@micomalu)

人々の生活を描きながら「共感」する漫画を描くみこまるさん。今回も専業主婦のリアルな現実を描いている。専業主婦に注目した理由を伺ったところ「実は私も専業主婦でした。子供とたくさん触れ合いたいからとそのような選択をしたのに、どこか後ろめたい気持ちがありました」と語る。専業主婦は、無収入であることに社会から疎外されているような後ろめたさを感じているのかもしれない。

「でも、果たして本当にそうなのかな?と。子供のために毎日弁当を作って送り迎えをし、出来るかぎり公園や子供同士で遊ばせたり…実際、結構ハードな仕事だよなぁというところから話を描いてみようと思いました」この疑問を漫画にしてくれたことで、多くの専業主婦の背中を後押ししてくれたのは間違いない。

なぜ働いている人より軽んじられる?

一番の味方でいて欲しい夫とは、すれ違いの日々画像提供:みこまる(@micomalu)

世間的には「専業主婦に給与とかおかしい」「専業主婦って暇じゃん」と、軽んじられているのはなぜだろうか?一番の原因は、育児や介護などの大変さが理解されていないことだろう。また、「収入を得ていない」「時間の融通もききそう」など、“労働時間に縛られない““ノルマがない“といったプレッシャーのない生活が、フリーな印象を受けるのかもしれない。

専業主婦って働いてないの?(8)画像提供:みこまる(@micomalu)

本作は、サチの頑張りを認めてくれる優秀な夫がいる。「創作なので、あの夫はとてもデキた人です!自分の妻が専業主婦だというご主人にそういう気持ちを持って接して頂けたら嬉しいなぁと思います」と、みこまるさんも言うように、こんなデキた夫がいたらと思う人も多いだろう。

感謝の言葉や日々の努力を認めてくれる誰かがいると、専業主婦も心が軽くなれるのかもしれない画像提供:みこまる(@micomalu)

お互いが「感謝」や「思いやり」を持って接することができれば、サチのように「今日もがんばるぞ!」という思いが湧いてくる。同様の悩みを抱えている読者からは、「何か救われた!」「最高に価値あるものは無償」と心に沁みた声が届いている。日々の奮闘を見てくれている夫の言葉に、読むと心が晴れやかな気持ちになれる作品だ。


取材協力:みこまる(@micomalu)

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