大学デビューで何が悪いの?あの頃に戻りたい友達と変わりたい子「これリアルだ」「わかりすぎる」あなたはどちらに寄り添う?

高校時代の友達がメイクもばっちりで、すっかり垢抜けていた画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

高校時代の友達に会ったら、あの頃みたいにバカができる!また、あの時みたいにはしゃぎたい!と思っていたのは、実は自分だけだった!?友達はすっかり大学デビューして、髪を明るくしてメイクもバッチリ!世間話やカラオケの選曲もズレを感じる。いつの間にか価値観が変わってしまった女友達の2人を描いたイララモモイ(@iroiro_kangae)さんの「大学デビューしちゃったおともだち」と「大学デビューで救われた」の2つのストーリーを紹介する。

女友達とのリアルな関係性を描く

変わっていない京子をどこか見下すように「変わってなくて安心するわぁ」というみゆ画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

本作は、みゆと京子の物語。高校時代から変わらない京子から見た「変わってしまったみゆ」と、大学デビューしたみゆ側から見た「変わらない京子」を描いた2つのストーリーだ。実はお互い心の中でこんなことを思っていたんだ、ということがリアルに描かれていて「どちらの心情も痛いほどわかる」と話題になった。


友達に会えば高校時代に戻れると思っていた「京子」

おならをしてしまったという自虐ネタで、みゆを笑わせようと思ったのにつれないみゆ画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

高校時代、仲の良かった「みゆ」と久しぶりに会った。バカなことばかり言ってふざけていたみゆは、大学に入って髪を染めて化粧をして、素敵な大人の女性になっていた。京子は、おならをしてしまった自虐ネタでみゆを笑わせようとする。あの頃は、そんなくだらない話で馬鹿みたいに笑っていたのに、みゆは「恥ずかしー」とつれない返事。変わってしまったみゆに、少しずつ違和感を感じ始める京子。

変わってなかったのは自分だけ。変わったみゆはどこか誇らしげで、バカにされているようだった画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

好きではなさそうなお酒を嗜むフリをしていたり、カラオケで恋の歌を歌って涙したり――。どこか無理をしながらも、変われない京子を嘲笑うみゆ。少しずつ変わっていく友達を寂しく思う京子だった。

もう戻りたくない「変わりたくて変わった」みゆ

みゆは元々自分の容姿に自信がなかった。とくにすっぴんでも可愛い京子といると尚更画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

友達が変わっていく姿を寂しく思う京子とは反対に、みゆは京子に対して優越感を抱いていた。すっぴんでも可愛い京子にずっと憧れていたみゆ。彼女は変わりたくて京子と違う大学にいき、メイクを覚えて、友達との遊び方を覚えた。

京子といると自分がブスだという思いが日に日に強くなっていく画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

久しぶりに会った京子は、相変わらずすっぴんでも可愛いまま。あの頃のままでいたけれど、みゆは自分が変わったことで自信を持つことができた。あの頃を懐かしく思うことはあっても「戻りたいとは絶対に思わない」と、京子と反対のことを思うみゆ。こうして、2人は別の道を進み始めた。

努力をして可愛くなった。みゆの根底には「あの頃には絶対に戻りたくない」という気持ちがある画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

大学をきっかけに「変わった」という人もいるだろう。そんなお互いの心情をリアルに描いた漫画に「みゆ側の話を見ると、京子に会う時だけ性格が悪くなってる」「みゆは、息苦しかったんだ」など、それぞれの心情に寄り添う意見が集まっている。両方を読むことで、2人の思いがよりリアルに伝わる作品だ。

巧みな心理描写で内面を描く

ウォーカープラスでは以前、どんなに努力しても「可愛い」と言われない女友達の劣等感を描いた「 美人はいいね 」を紹介。容姿のコンプレックスを描いたリアルな友情物語として人気を博した。現在はサイコミというアプリで「 付き合えなくていいのに 」という漫画を連載している。


画像提供:イララモモイ(@iroiro_kangae)

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