【漫画】ゲーム対戦での負け惜しみ、ポジティブな表現にしようとしても…「言い換え」の難しさ物語る体験談に反響集まる
真剣なあまり、相手に対してついムキになったり強い言葉を使ってしまった……、という失敗をした人は少なくないはず。特に、オンライン対戦ゲームのように顔の見えない状況だとつい負け惜しみが癖になってしまい、せっかくの遊びなのに楽しむどころか自己嫌悪ということも。そんな悪癖を「言い換え」で対処しようとした人の体験談に「めっちゃある」「こういうの大事」と共感の声が集まっている。

「やるなぁ!」と称賛するはずが「やってんな!?」言葉のコントロールの難しさ
話題を呼んでいるのは、自身のTwitter上で絵日記を発表し、「楽しいことしか起きない! 福田ナオのわくわくインターネット生活」として書籍化もされた福田ナオ(
@fukku7010gmail1
)さんが、10月に投稿した新作絵日記「ゲームで負け惜しみを言わないようにしたい話」。
福田さんがオンライン対戦や協力プレイができる「スプラトゥーン」で遊んでいた時のこと。対戦相手に自分の操作するキャラクターが撃破されてしまい、悔しさから思わず「こいつズルだろ!!」と負け惜しみを吐いてしまった福田さん。

もちろん、決して不正をされて負けたわけではない。福田さん自身「自分が弱いだけだもの」と、冷静になれば当然承知していることだった。だからこそ、ボイスチャットで相手に伝えたわけではない独り言だとしても、感情のままについ強い言葉を使ってしまうのが悪癖だと認識していた。
その癖について相談した福田さんは、友人から「ズルい!」の代わりに「やるなぁ!」と言うようにしたらと提案される。相手がおかしなことをやっていると難癖をつけるような表現ではなく、相手のいいプレーに対しリスペクトをこめた称賛を送るようにすればいいというのだ。
その言い換えに感銘を受けた福田さんは、早速実践してみることに。だがいざゲームになると、「こいつやってんな!?」と、字面は違えど言っている内容は「ズル」と変わらぬまま……。熱くなると意識していても口をつく言葉のコントロールは難しい、という顛末を描いたエピソードだ。
「簡単には変われない」と共感の声多数、人それぞれのアンガーマネジメント
投稿にはTwitter上で2万5000件以上のいいねが集まるなど、大きな注目を集めた同エピソード。読者からは「気持ちはわかる」「あるあるすぎる」「簡単には変われないんだよね」と、同様の心境を経験した人から共感のコメントを多く集めていた。
「将棋のときによく言う」「麻雀で散々言われた」という声もあるように、負け惜しみ」そのものはゲームに限らず対人要素のあるものならどのジャンルでも見られるもの。そうした表現を言い換えようとするのは、怒りの感情を上手にコントロールするアンガーマネジメントの分野でも用いられるスキルだ。
ユーザーからは言い換えを実践するためのさらなるアイデアも多く挙げられ、「『は~?』で一旦落ち着ける」「普段からありとあらゆる物を褒めるようにしてたら自然とできるように」「悪態をつきそうになる瞬間に嘘でもいいからワッハッハ!と笑う」と、人それぞれの感情表現へのブレーキのかけ方が寄せられていた。
画像提供:福田ナオ(@fukku7010gmail1)さん