恋活とはすなわち心理バトルだった?1週間で10人の男性とデートした恋活レポ漫画に大注目!

近年、恋人探しや結婚相手を探すのにマッチングアプリを利用している人も多くなってきている。アプリにはさまざまな種類があるが、概ね次のような流れだ。まずは、自分のプロフィールを登録。そして、気になった相手に「いいね」を送る。逆に、自分のことを良いと思った人からの「いいね」が来ることもある。相手、自分の双方が「いいね」を送り合うとマッチングが成立。そこからメッセージのやり取りをし、デートに繋げていく…というものだ。元は知り合いではない人同士が出会うため、時にはクセのある人とマッチングすることもある。

自身のマッチングアプリ体験をInstagramで漫画にしているr(@r220701)さん。オンラインデートも含めて、1週間で10人の男性とデートをした彼女の体験記が「まるでバトル漫画」「恋活とは心理戦だったか…」と話題だ。2022年7月にInstagramのアカウントを開設し、すでにフォロワー数2.7万人を獲得しているrさんに、恋活を始めたきっかけやマッチングアプリを利用して感じたことを聞いた。

オンライン通話デート開始数秒で“かましてきた”男性。これにrさんはどう対応する!?「rの恋活奮闘記 どうあっても学歴自慢にループする男」より画像提供=r(@r220701)


友人から勧められて始めたマッチングアプリ。出会う人のおもしろさのトリコに

rさんがマッチングアプリを利用するようになったのは約1年前。友人との会話の中ですすめられたんだそう。

「友人とグループ通話で恋愛関係の話題の時でしょうか…会話の流れをちゃんと覚えてはいないのですが、私が『お付き合いしている人が数年いない』という話に対して、友人の1人がマッチングアプリをやっていて『いろいろな人に出会えるよ』とおすすめしてくれたんです。それで始めてみて1年の間に4つのマッチングアプリを試しました。アプリによって特性も違うし、登録している人の雰囲気も変わるのでおもしろかったです」

一般的にマッチングアプリは男性の利用者数が多く、女性は少ないと言われている。そのため、女性は多くの男性からアプローチを受けることになり、自分を「いいね」としてくれた人のプロフィールのチェックやメッセージのやり取りに疲れてしまうことがあるそう。しかし、開始直後のrさんは“疲れ”とは無縁だったようだ。

「始めたてのころは特にプロフィールを見るのが楽しくって。“いいね”がたくさん来てびっくりしたんですが、こんなにいろんな人がアプリにはいるんだっておもしろく感じました」

そうしてrさんはある男性とマッチング。彼とは1回目のデートで意気投合し、2回目のデートを1週間後に約束。「たぶん1週間後に彼氏できる…」と感じたrさんだったが、「わたしは恋活をしに来たんだ、どんな戦場かも掴めないうちに戦いをやめて、人事を尽くしたと言えるだろうか?」と考え、次回のデートまでできる限りの男性と会うことを決意する。そして1週間の間にオンライン通話や電話も含めて10人もの男性と会うことに!このバイタリティには舌を巻いてしまうが、この行動力の裏にはrさんの結婚観や漫画に関しての経験が深く絡んでいるようだ。

「昔から自分は結婚しないんじゃないか、誰かと一緒に暮らすことはしないんじゃないかという予感がありました。ただ、70歳とかになった時に、周囲の人が子供や孫に囲まれた日々を送っているのに対し、自分は一人で暮らしていたとしたらどう思うか想像してみたんです。今は一人でいるのにネガティブな思いはないのですが、将来はもしかしたら孤独を感じるのかもしれない。今28歳なんですが、出会いが活発なこの時期に行動を起こして、その結果一人でいるという選択をしたならば、『私は過去頑張ったし努力をした』と前を向いていられると考えたんです。24歳の時に漫画を出版社に持ち込み、そこからしばらくデビューすべくいろいろと描いていました。ただ、初めての作品持ち込みが24歳だったというのを後悔しているんです。学生のうちに行動を起こしていればよかった、と。何か行動をしていて駄目だったらいいのですが、何もせずに終わるのは嫌だなと思っています」

「rの恋活奮闘記 デート後のお会計で青ざめる男」22画像提供=r(@r220701)

「rの恋活奮闘記 デート後のお会計で青ざめる男」23画像提供=r(@r220701)

「rの恋活奮闘記 デート後のお会計で青ざめる男」24画像提供=r(@r220701)

恋活・婚活にも全力投球なrさん。1年間の活動で3人の方とお付き合いをし、現在は年下の男性と交際中なんだそう。

「1年間活動している時、ずっと年上の方とお会いしていたんです。ただ、私は“一人で立つ”というのが目標の一つなんですけども、年上の方がお相手だとどうしても甘えてしまう部分があって。相手に期待してしまって、お相手の理想像を自分の中で作り上げてしまい、それが原因でお付き合いを終わらせてしまうということが続いてしまったんです。学生時代の時の恋愛経験もそんな感じだったので、私の方が相手を守りたいと思うような方とお付き合いしたほうがいいのかなと考えまして、年下の人ばかり10人くらいマッチして、今の方とお付き合いに至りました」

多くの人から付き合うべく“1人”を選ぶために、rさんはどのようにプロフィールをチェックしていたのだろうか。

「一番大事にしていたのは、プロフィールを見た時にその人の人物像が想像できるかということです。自分のことを客観視して、人に自分の人となりを伝える意思があるかどうかが大切だと思いました。細かい部分で言うと2点あり、1点目は私のプロフィールに対して“いいね”を送ってきてくださった方から“いいね”を返すことでした。自分から“いいね”を送ってマッチングした方とお話をすると、先方は私の“いいね”に対してなんとなくで“いいね”を返してくださったんだな、と温度差を感じることがあったんです。私に対して積極的にいいと思ってくださったのか、なんとなくなのかという見極めの時間が必要になってしまうんですね。そうすると、先方から“いいね”をくれてマッチングした人のほうが先に進展してしまって、私から“いいね”を送った人とは途中で切れてしまうことが多かったので、“いいね”をくれた人の中から“いいね”を返す形に落ち着きました。2点目は、結婚願望に対して『いい人がいれば』『わからない』という回答をする方は外すことです。マッチングアプリでは真剣に恋愛したい人もいれば、遊び目当ての人もいらっしゃいます。『いい人がいれば』『わからない』と答えた人みんなが遊び目当てだとは思わないですが、ひとまず結婚願望が『2、3年後にしたい』くらいに考えている人が安心かなと思いました」

マッチングアプリに限らず、履歴書などプロフィールを求められるシーンは多々ある。多くの人の中から自分を選んでもらうためには自分がどういう人なのか伝わることが大事というのはとても示唆に富んだ話だ。恋活・婚活は選び選ばれる場所。相性のいい人と出会うためにどのように恋活・婚活に向き合えばいいのかを「rの恋活奮闘記」は教えてくれている。

取材・文=西連寺くらら

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