【作者に聞いた】7年ぶりの歯医者通いでまさかの絶叫!?虫歯治療のはずが親知らずを抜歯する驚きの事態に困惑する主人公

自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さんは、Twitterやブログにてエッセイ漫画を公開している。2022年には「【虫歯・歯周病】7年ぶりに歯医者に行った話【親知らず抜歯】」シリーズを投稿。しゃけなかほいさんが7年ぶりに歯医者へ通うことになり、治療を受けた時のエピソードを描いた臨場感あふれる作品だ。本作を描くようになった理由や裏話などについて、しゃけなかほいさんに伺った。
歯医者嫌いのしゃけなかほいさんは、ある日虫歯の治療がきっかけで7年ぶりに歯医者へ行くことに。本作について伺うと、「漫画なのでオーバーリアクション気味に描いている部分もありますが、出来事はすべてノンフィクションです。いい大人が『歯医者怖くて来れませんでした!』と医者に向かって言って変な空気にしたシーンもノンフィクションです(笑)」と話す。

本作を描こうと思った理由は、意外にもコロナ禍でマスク生活が長いことがきっかけだと言う。「テレビでオーラルケアの話題を見ることが多くあり、『もしかして、歯医者の定期検診行ってない人って多いのかな?』と思いはじめました。自分も虫歯で歯医者に行く前は7年行ってなくて、共感してもらえるものを描きたい思い描き始めました」としゃけなかほいさんは語る。

数々の恐ろしい体験を歯医者でされたというしゃけなかほいさん。一番怖かった施術について聞くと、「親知らずの抜歯で、大人気ない程取り乱しました。7年前に抜いた親知らず2本がすんなり抜けて施術後の痛みも無かったので、軽くみて挑んだのが悪かったです。歯医者さんから何度か抜いた方がよいとアドバイス受けてましたが、怖さが優先して先延ばしに。結局抜くことになり、大変な思いをしました。今は歯も磨きやすいし、虫歯の心配も無いので抜いてよかったと思っています」と前向きな様子で話す。

しゃけなかほいさんに「長らく歯医者に行っていない読者に何かメッセージはありますか」と尋ねたところ、「いつもの歯磨きでは取れない汚れもあるので、歯が痛くない方でも定期的に行った方がよいです。私も前まではギリギリまで我慢してから行く派でしたが、もっと早く行けばよかったなと後悔しています。治療も虫歯の進行具合ではとても時間がかかります。私のように、せっかくの旅行に治療中の歯が欠けた状態で行かないといけない状況にならないためにも、早めの治療を!」と温かいお言葉をいただいた。
さらに、今回の親知らずの抜歯以外に歯医者に関する余談などを聞いてみると、「昔と今で治療法や詰め物が改善されていることです。昔は水銀の詰め物があったみたいですが、今はもっと安全な詰め物に変わっていて私は全部新しい詰め物に変えてもらいました。見た目も白く、治療した歯が目立たないのでこれは変えてもらってよかったなと思っています。口を開けて笑うと目立つので気にしていましたが、そのコンプレックスが無くなり歯医者へ行ってよかったと思いました」と語る。

今後の作品については、「自分がコミックエッセイを読みだしたのが、出産や育児の不安から体験談を読みたいなと思ったことがきっかけなので、自分の体験が誰かの役に立つような漫画を描いていきたいです。この歯医者の漫画が誰かの役に立つかは分かりませんが、歯医者に怖くて行けない人、若いのに歯周病になった人に自分だけじゃないと思ってもらえたり、こんな人もいるから自分も大丈夫!と思ってもらえたら幸いです」と明るく話してくれた。
自分から好んで歯医者に通う人は少ないと思うが、健康を維持するためには大切な習慣だ。子供だけではなく、大人になっても歯医者が苦手な方もいるはず。SNSやブログでは他の作品も投稿されているので、気になればぜひ読んでほしい!
取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)