コロナ禍の保育参観はいつもと違った…!?遠くから見守る姿を不審者扱いされるちょっと悲しい母【作者に聞いた】

現在2人の子供を育てながらSNSやブログにて漫画を投稿している母・ぽちまる (@pochimaru877)さん。ポップな雰囲気の育児漫画が注目を集め、子育て世代が育児について共感できる作品ばかりだ。今回は、ぽちまるさんの実体験に基づく漫画「コロナ禍ですが、参観に行ってきました(1)~(3)」を紹介するとともにコロナ禍の参観について詳しく聞いた。

それは、コロナ禍のある日に保育参観した時のこと。他の子のママもいるのかと思いつつ、ドキドキしながら息子が通う保育園に向かうぽちまるさん。

保育園に到着すると、先生が迎えにやって来て「ごめんなさい。他のお母さん達は急にキャンセルになってしまって…」と申し訳なさそうに話す。どうやら、コロナ対策で複数の日程を設定して少人数制にしているらしい。そのため、今日はぽちまるさん一人が参加のようだ。他のママに会えないのは残念だが、それはそれで気楽でいいなと思うぽちまるさん。

すると、先生が「今日の参観では、お散歩の様子を見てもらいます!子供たちにばれないようにこっそりついて来てくださいね」と説明する。

ぽちまるさんは、先生が言うとおりコソコソ隠れながら子供たちの後をついて行く。たまにスマホで息子の散歩する姿を撮影することも。

ふと、こんなことしている自分はすごく不審者みたいだと思うぽちまるさん。子供たちが公園で遊んでいる時も、草の茂みからこっそり息子を眺めている。

すると、ぽちまるさんは何やら視線を感じたので、後ろを振り向くと掃除のおばさんがじっとこちらを見ているではないか!?不審者と思われては困るので、「あの…違うんです、母です」と焦りながらそのおばさんに話す。

そうしているうちに、息子のおってぃーはママの存在に気づいたのであった…。

その日の夜、ぽちまるさんは今日の参観での出来事を夫に話す。すると、夫は「だいぶ変わってると思うで。…ていうか、参加者が俺じゃなくてよかった~!」と笑いながら話す。たしかに、きっと夫が参加していたら通報されたかもしれない。

また参加する機会があれば、次回は普通のシチュエーションの参観がいいなと思うぽちまるさんであった。
コロナ禍では、普段の生活とは違うスタイルになる場面も多い。参観もソーシャルディスタンスを守ることから、このようなシチュエーションになったのだろう。コロナ後も参観は以前のスタイルに戻るのか気になるところだ。
SNSやブログでさまざまなエッセイ漫画を投稿しているぽちまるさん。今回は、ぽちまるさんにコロナ禍の参観についてインタビューした。
――先生からお散歩の参観と聞いた時、どのように思いましたか?
「お散歩の子供にばれないように尾行とのことだったので、『不審者にしか見えなくない?』と思いました(笑)。数人のママで尾行だったら全然違和感ないと思いますが、一人でコソコソついて行き、陰から園児の写真を撮る姿は、完全に怪しい人でした…」
――パパが参観に行っていたら、状況は違ったのでしょうか?
「本人は『もし俺が一人で散歩する園児を尾行してたら、通報されそう』と笑いながら言っていましたが、状況的にパパだったらもっと気まずい参観になっただろうなぁと思いました(笑)」
取材協力:ぽちまる(@pochimaru877)