家事は夫婦で分担!でも「あれでやってるうちに入る?」不満を漏らしたら、口論に!!長くいるからこそ思いやりが大切【作者に聞く】
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今回は、共働きの夫婦が家事を分担する話。分担制と決めたのに、「もう少し丁寧に掃除をして欲しい」と思っている、夫。そんな不満を黙っていたら、ある日、本音が出てしまい口論に!喧嘩になってしまう夫婦を描いたFuki(@fuki_ii)さんの創作漫画「初めて妻と喧嘩する話」を紹介しよう。
もう少し丁寧にできないものか!?フォローする側も鬱憤がたまる

妻は漫画家、夫は3Dデザイナーという在宅ワーク夫婦。お互い家にいる時間が長いため、家事は分担制にしている。

妻の仕事が増え、目に見えて忙しくなった。それとともに妻の家事がおざなりになっていく。「忙しいから、仕方がない」と、夫は黙ってフォローをしていた。本作を描いたきっかけを作者のFukiさんに伺うと、「家事分担をしている中で生まれる不満もそうですが、相手の優しさに甘えすぎてしまう瞬間に気づいたことが制作のきっかけです」という。忙しいことを理由に相手にばかり甘えてしまい、夫婦関係のバランスに変化が起きてしまったのだ。

言えない不満がどんどん溜まっていったある日、とうとう我慢の限界に達した夫。「最近、どんどん雑になってる。あれでやってるうちに入る?」と言うと、妻は「最低限の分担をして、あとは気付いた方がやるって言ったじゃん」と、言い返した。

「気づいた人が」というルールは、気づかない方に有利な言葉だ。性格上、細かいことに気づいてしまう方の負担になってしまう。「そんな細かいこと気にしていられない」と、主張する妻と「譲り合うのが共同生活」だと主張する、夫。相手に言いたいことを言えない人も多いが、「夫婦に限らず言語化して伝えるってすごく大事なことだと思います。読者の方へ伝えたいというよりは自分の課題として今後も考えていきたいです」(Fukiさん)

共働きなので、片方が負担するのはフェアではない。定期的に話し合う場を作らないと、相手は「十分やっている」と思ったままで、不満にも気づかないだろう。本作ではお互いを尊重できる理想的な夫婦関係を描いており、多くの人が共感した。
本作は、付き合う前から夫婦になるまでの関係も描いており、「遅筆ですが、これからも2人を描きたいと思っているので、よろしくお願いします!共感して頂けて嬉しいです!」と、今後の展開も見ることができそうなので楽しみだ。
また、Fukiさんはpixivで人気の漫画『ちなしと師匠』が書籍化し、絶賛発売中。第1話の試し読みもできるので、気になる人はチェックしてみて。
取材協力:Fuki(@fuki_ii)