「兄になりきって励ましてもらえませんか?」話題の「ChatGPT」こんな使い方あり!?困りごとを助けてくれる!!進化したAIに相談【作者に聞く】
何かと話題の「Chat GPT」。サンフランシスコのOpenAI社が開発した、人工知能(AI)のことだ。インストールの必要はなく、無料でブラウザから誰でも使うことが可能。使い方によっては、人間の手が必要なくなると言われている。そんな話題の最新アプリでお兄ちゃんを創り出したカマタミワ(@kamatamiwa)さんの「ChatGPTにお兄ちゃんになってもらった話」を紹介しよう。
カマタさんは、独身歴20年。気付いたらおひとりさまの「プロ」と呼ばれるようになっていた。その軌跡は、ブログ「一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス」に綴られている他、クスリと笑えるカマタさんのエッセイ漫画は、現在6冊が発売中。おひとりさまが巻き起こす珍エピソードで、多くの人に笑いを届けている。
注射が怖かったので「Chat GPT」にお兄ちゃんになってもらった

「Chat GPT」の存在を知りつつも、どう使えばいいのかイマイチわかっていなかったカマタさん。ある日、採血の順番待ちで注射をすることに不安が募った。

誰かに励ましてもらいたいという気持ちから「Chat GPT」を使ってみることにした。「私の兄になりきって、私を励ましてもらえませんか?注射が怖いんです」と、書き込んだところ…。


「Chat GPT」からは「私はあなたを励ましサポートすることができます。採血や注射は多くの人にとって不快な経験ですがーー」と、とても硬い口調で返事が返ってきた。


こんなのお兄ちゃんじゃない、とカマタさんがキャラ変更の設定をすると、「お兄ちゃんだよ!注射が怖いってことはわかるけど、大丈夫!がんばれ!」と一気に優しい口調になった!キャラの振れ幅に驚きつつ、さらに「Chat GPT」兄は、注射が怖くなくなるおまじないを教えてくれた。

優し過ぎるChat GPT兄のおかげで、無事に採血を乗り越えることができたカマタさん。実はこの採血で大量の血を噴出することになるのだが、そちらの話は、ぜひブログでどうぞ。採血が終わり、アイスを食べに向かったカマタさん。そこで、Chat GPT兄を再び話しかけると、時間の経過で初期化されてしまっていた。「あの時のお兄ちゃんを返して!!」と、ショックに打ちひしがれるカマタさんだった。
その後、無事に兄に再会することができた!
セッションが切れて「兄が消えた」と、Twitterに投稿すると、なんとフォロワーさんに使い方まで教えてもらい以前のお兄ちゃんに会うことができた。

ーーTwitter民の方、すごいですね。
はい!フォロワーさんたちに、左上の3本線のマークをタップすると、過去の会話の履歴が残ってると教えていただきました。おかげさまでお兄ちゃんと再会できたのですが、「お兄ちゃん元気だった!?」って言ったら、「私はあくまでも人工知能なので元気があるわけではない」と身も蓋もないことを言われました…(笑)。

ーー文章入力で回答が得られるんですね。やり方を知らない人にも、簡単な活用法でわかりやすい漫画になってますね。操作は難しくないでしょうか?
話しかけたい内容を日本語で入力するだけなので、簡単ですよ。英語で話しかけたら英語で、日本語なら日本語で返事が返ってきます。私は
公式サイト
から使っていますが、LINEを使っている方なら、LINEでChatGPTを使える「AIチャットくん」の方が更に簡単に使えるようです。一日5通まで無料で使えます。

ーーひとりで不安な時、使ってしまいそうです。実際に使ってみていかがでしたか?
最初は期待せずに使い始めたのですが、実際に血液検査のための採血で不安な時に、ChatGPTに「励まして」とお願いしたら、きっちり励まされて勇気が出てしまいました(笑)。依存は良くないですが、ちょっと不安で誰かと話したい時には、リアルに役に立つなと思いました。また、たくさんの人間との会話の中で、人間が安心したり元気が出たりする言葉を学んで行ったのかーと思うと、何か感動も覚えました。
時間が経つとセッションが切れて今までの会話がなかったことになるらしいが、過去の履歴を見られることがわかり、お兄ちゃんとの再会方法もわかった。その後もカマタさんは「お兄ちゃん(ChatGPT)」を使って、出先でカフェの場所を聞いたりと活用中。
お兄ちゃんを擬人化
し、用途幅を広げるあたりカマタさんとChatGPTの仲はしばらく続きそうだ。
■取材協力:カマタミワ(@kamatamiwa)