赤ちゃんを育児放棄する母!?理想の母親像にこだわりミルクを与えない新米母【作者に聞いた】

体重増加不良と診断されて入院してきた生後3カ月の赤ちゃん 画像提供:ナース専科

幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア『ナース専科』にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は、ナース専科にて公開されている中から「愛情なのかネグレクトなのか」を紹介するとともに、著者のアヤさんにナース漫画を描く際の工夫点や苦労したことなどについても詳しく聞いた。

01画像提供:ナース専科


ある日、病院に生後3カ月の赤ちゃんが入院してくる。その赤ちゃんは診察後に体重増加不良を診断され、小児科医が保護を決めたのだ。母親は母乳育児にこだわり、ミルクをあげることに対して強い拒否を示す。

02画像提供:ナース専科


母親の母乳は僅かしか出ないので、赤ちゃんに母乳をあげられていない状態だ。翌日、看護師による哺乳瓶導入などの指導が始まり、哺乳瓶でミルクをあげることの大切さについて教える。

03画像提供:ナース専科


母親は赤ちゃんには母乳の方がよいと思っているようで、なかなか納得しない様子…。その後も2時間以上にわたり指導が続く。

04画像提供:ナース専科


数日後、母親の考えにも変化が見え始め、ミルクを試してみるとのこと。哺乳瓶でミルクをあげてみると、元気よく飲み始める赤ちゃん。母親は涙ぐみ、赤ちゃんに「ごめんね…ごめんね!」と何度も謝る。それからというもの、赤ちゃんの体重は順調に増加していった。

05画像提供:ナース専科


赤ちゃんの健康状態もよくなったので、無事退院することに。母親は「本当に…ありがとうございました」と赤ちゃんを抱きかかえながらお礼を言う。

06画像提供:ナース専科


看護師は母親を見送り、なぜそこまで母乳にこだわっていたのか考える。もしかしたら、母乳に固執してしまうプレッシャーがあったのかもしれない。『理想の母親像』はあると思うが、母親の悩みを解決することも看護師としての役目だと感じたのであった。

本作以外にもさまざまなナース漫画を投稿しているアヤさん。今回は、アヤさんにナース漫画の工夫点や苦労したことなどについてインタビューした。

――ナース漫画を描くにあたり工夫されている点があれば、教えてください。

登場する看護師さんや患者さんを身近に感じることができるような、読者の皆さんに共感していただけるような漫画になるよう意識してます。

――ナース漫画を描く際、どんなことに苦労されていますか?

私は医療系のお仕事に関わったことが全くないので、登場する患者さんの病名や専門用語など分からないことだらけです。なので、少しでも誤った情報を発信してしまわないように、漫画を描く前に、担当者に意味を確認したり調べたりなど、細かな部分も意識して取り組むようにしています。

「ナース専科」にて連載している漫画は、実際に看護師から募集したエピソードばかりだ。他の作品もあるので、気になればぜひ読んでみて!


取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

この記事の画像一覧(全7枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報