【手取り十数万円】連日の残業で転職を決意！なのに円満退社も無理「退職を2カ月延期してくれ」だと!?【作者に聞く】

月収手取りで十数万円…。労働基準法に違反しないよう、サービス残業を強いられている、残業ねこくん。深夜に夜道を歩いていると、身も心も疲れ果て「仕事やめたい」と思う。あおいし(@ao144444)さんの実録漫画 「残業ねこ」 をお届けする。働きづめで人生疲れてしまったねこくんが退職をもぎ取るまで頑張る姿を応援したい！

低収入で、貯金もままならない！先行き不安な生活にピリオドを

ねこくんの勤務先は残業が多いが、月収は手取りで十数万…。ラッキーな日は、残業が早めに終わり、特売セールのお惣菜を買えた日だ。充実した生活とはほど遠く、将来に不安を覚える毎日。「やめたい」と思い続けて、数年が経っていた…重い体を引きづって出社を続けたある日、「転職してぇ!!」と、ようやく重い腰をあげた。

「転職するぞ！」と決めたものの、何をすればいいのか分からず、とりあえず「転職サイト」に登録。一向にスカウトがこない状況で、ようやく自分の市場価値が低いことに気づく。

学歴もない資格もないねこくんは、キャリアアップのためファイナンシャルプランナーの資格を取ることにした。残業終わりやと休日を勉強の時間にあて、資格を取得。ファイナンシャルプランナーを選んだことについて「給料の安い現状が不安で、自分の将来のライフプランの設計をするためにも、イチからお金の勉強をしようと思いました。その際に、どうせ勉強するなら資格がほしいと思い、幅広くお金の知識を学べるFP(ファイナンシャルプランナー)資格を選びました」とあおいしさん。

転職先は資格を生かせる職場ではなかったが、「勉強して得たお金の知識は、仕事でもプライベートでも、とても役に立っています。資格を取ったということが自分の中で自信となり、それが転職のきっかけにもなりました」と言う。

無事に採用通知が届き、いつから勤務するか話が進んだ。しかし、簡単には辞められないトラブルが発生！法律では、退職届は14日前に提出すればいいと定められているが、上司に「退職を2カ月延期して欲しい」と打診されたのだ。「すぐにでも辞めたいという気持ちは強かったのですが、受け持っていた仕事量がすごく多かったので、引き継ぎをきちんとして辞めようとは思っていました」(あおいしさん)

「円満退社はよほどな理由がない限り難しいと思います。周りのことは気にせず、辞めるときは、気持ちを切り替えて行動した方ががいいです」(あおいしさん)。努力し続けて、もぎ取った転職。あおいしさんの体験をぜひ参考にして欲しい。

取材協力：あおいし(@ao144444)