かわいい!けどちょっぴり不憫!?やわらかいタッチで描かれるハムスターのイラストに癒やされる【作者に聞いた】
時にはパンケーキを焼いてみたり、時には旅行をしてみたり……今回は自由で気ままなハムスターたちを描いたイラストの数々をご紹介!


ハムスターたちの名前は「ろぼはむちゃん」。ロボロフスキーハムスターがモデルの「ろぼはむちゃん」を描くのは、飼い主こと投稿主でイラストレーターの栞子さん(
@s_hi_o
)だ。
Twitterの「ろぼはむちゃん」専用アカウント(
@robohamuchan
)で毎日21時に投稿しており、その数は500枚を超える。
子供の頃から絵を描くことが大好きだった栞子さんは、美術系の高校・大学に進学。一時はデザイナーとして就職するも、幼少期からの夢をかなえるべく退職し、現在はフリーランスのイラストレーターとして活躍中。そんな栞子さんに、「ろぼはむちゃん」が生まれたきっかけや創作上のこだわりを聞いた。
その数500枚以上!「誰かの日常の小さな楽しみになってほしい」気持ちからイラストを毎日投稿中!
栞子さんは、「イラストレーターとしてさまざまな動物や世界観のイラストを描いていきたい」一方で、自身のイラストレーターとしての原点であり大好きなハムスターも描きたい、という気持ちがあったと話す。そこで、「ハムスターだけひたすらアップするアカウントをつくれば、私の描くハムスターが好きだと言ってくれたファンの方々も喜んでくれるかもしれない」という思いから投稿を始めたそうだ。
「毎日アップされた絵が、誰かの日常の小さな楽しみになってくれたらうれしいなと思いました。でも、実際にやってみると大変でした(笑)。もう辞めようかなという気持ちに頻繁に襲われているのですが、いいねやリツイートで応援してくださってる皆さんのおかげで続けられています」


毎日投稿されるイラストにはハムスターがたくさん登場する。年末掃除をしていたり、筋トレに励んでいたり、ハムスターたちが人のように生活している描写も、栞子さんのイラストの魅力のひとつ。
「ロボロフスキーハムスターというハムスターの中でも体が小さい種類の子たちをモデルにしたのは、(人に慣れない個体が多く、基本は触れ合いが難しいのですが)いつか飼ってみたいという憧れの気持ちからです。あとは、唯一多頭飼育ができる種類なので、いっぱいの仲間と楽しげにしているハムちゃんが描きたくてロボロフスキーハムスターをモデルにしました」
イラストに登場するハムスターたちの設定については、「なんとなくこの柄の子はリーダーっぽくて、この柄の子は末っ子で、この柄の子はおっちょこちょいで…みたいなのはできてきました」とのこと。イラストからハムスターたちの性格や関係性を想像するのも楽しい。


投稿されるイラストは、心が癒やされるかわいらしいものから、思わずクスッと笑えるシュールなものまで内容が幅広い。イラストの内容は「その日自分に起こったことを描く日もあるし、全然関係ない日も」あるそう。さらに、「何も考えずに描くようにしています。本能で楽しいことをして暮らしている『ろぼはむちゃん』の気持ちになれるように…(笑)」と、自由で気ままに生活するハムスターたちを描く際のポイントも教えてくれた。


最後に、今後の展望について「いつか『ろぼはむちゃん』だらけの個展をしてみたいです。500点以上ある作品…その頃にはもっと増えてるでしょうが、全部展示してみたい。あと、ぬいぐるみになったらうれしいです。そのような企業さんいましたらお声がけお待ちしてます(笑)」と話してくれた栞子さん。
見ているだけで癒やされる「ろぼはむちゃん」のかわいらしいイラストたち。今日の投稿も待ち遠しい。
取材・文=澤田麻依