年末年始の年賀状の悩み…辞めて気づいたメリットとは【作者に聞く】
TwitterやInstagramなどで、日雇い漫画など日常の風景を発信している柿ノ種まきこさん(
@kakinotane_m
)。2023年3月には初の著書となる「アラフォーまきこのごゆるり家事」を上梓して話題を呼んでいる。
どこか丁寧な雰囲気も感じる柿ノ種さんの作品の一部を、本人のコメントと共にお届けする。今回は年末恒例の行事について。皆さん、毎年の年賀状はどうされていますか?




年賀状を思い立って辞めてみたというお話
漫画の中では年賀状を辞めてよかったと描きましたが、デメリットもあり、それはやはり年賀状が届いた!というワクワク感が得られないことです。お正月の醍醐味ですよね。子供の頃は元旦の朝にポストをのぞくのが楽しみで仕方なかった思い出があります。今は数枚いただくことがある程度なので、年賀状を毎年出していた頃に比べるとだいぶさみしく感じます。ただ、年賀状作成によって年末になっていくにつれ憂鬱な気持ちになっていたのは事実ですし、辞めてみてすごくスッキリしたので、無いものねだりなのかもしれませんね。
長年やっていた習慣や行事を辞めるのは難しさもありますが、辞めてみると意外とよかったということも結構あります。最近辞めたのは、配送型スーパーの契約です。子供が小さいときは非常に助かっていたのですが、時が経つにつれて注文をするのが億劫に。購入品と一緒に次回のチラシと注文用紙をいただくのですが、2日ほどそのまま放置。そして『そろそろチラシ見なきゃ…注文しなきゃ…』とウダウダ注文締め切りまで過ごす、という日々でした。メリットよりも憂鬱さが上回ってしまった時が自分的には辞めどきなんだろうなと思います。
反対に、アボカドの種を水耕栽培してしまうことは辞められません(笑)。アボカド食べると大きな種が残りますよね。どうしてもそのまま捨てるにはもったいないと思ってしまい、きれいに洗って1/3程度水に浸かる容器に入れ、日当たりの良い窓際に置いています。毎日水を変えるというものすごく面倒な作業なのですが、発芽した喜びが忘れられずついつい育ててしまいます(発芽しないものもあります)。