「つれてきて、あんたの女」妻に不倫がバレたとき、幸せだった2つの家族が崩壊する!!「許さない」妻の復讐とは【作者に聞く】

夫の実家で同居暮らし。義母にいびられ続けて、10年。夫の栄一は助けてもくれない。落ち着ける場所はトイレだけーー。今まで愚痴すらこぼしたことのなかったなな子は、生活を変えたくてパートに出ることを決意!ほんのわずかでも充実した時間が持てると、今度は自分の置かれた惨めな環境が気になった。そんなときに出会ったのが、スーパーの店長でもあるママ友のパパ。家庭環境を知っている彼に悩みを打ち明けているうちに、2人は少しずつひかれていく。しかし、小さな田舎では2人が会っていたことをすぐに知られてしまい…ドロ沼不可避の漫画「お宅の夫をもらえませんか?」を紹介する。


本作「お宅の夫をもらえませんか?」は「夫を捨てたい。」「夫にキレる私をとめられない」など、夫婦関係のモヤモヤを描くいくたはなさんが原作、そして、漫画をみこまるさんが描く。2人がタッグを組んだ理由は「原作者のいくたはな先生が作画担当を探していらっしゃって、それならぜひ、みこまるにやらせてください!と申し込んだ次第です」と、みこまるさんが経緯を教えてくれた。

家に居場所がないなな子。可哀想な彼女に寄り添うママ友のパパ

口を開けば嫌味ばかり画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

相手は既婚者、自分にも夫と子供がいるという不倫漫画。ある片田舎でなな子は高校時代から付き合っていた栄一と結婚し、そのまま実家で同居。農家を手伝っている。しかし、義母には「トロい」「使えない」ときつくあたられ、いびられる日々。

そんな毎日を10年過ごしているなな子画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

なな子は限界だった画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

肝心の旦那は味方になってくれず、子育てはワンオペ育児。それなのに、もう1人子供が欲しいなどと言われ、心がすれ違っていた。なな子は、少しでも今の生活を変えたくてパートに出ることにした。

パートタイムは充実していた画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

新しくオープンするスーパーの店長の忍は、なな子の子供と同じ幼稚園に通っていた。奥さんとも顔見知りで、すぐに打ち解けた。

うちに帰ると「嫁」というだけで邪険にされる画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

パートが楽しくて仕方がないなな子。しかし、実家に帰ると「晩飯準備の時間には帰んなよ!!役立たず」「何様なんだい」と、義母に怒鳴られる始末。この家はなんだかおかしい、と気づき始める。

2人の関係を知った香織は?画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

なな子の環境を不憫に思い、慰める忍。そんな要因が重なって、なな子と忍は不倫関係となる。しかし狭い地域では2人の関係はいつしか噂になり、忍の妻・香織の耳にも入った。忍の不倫相手がママ友のなな子だと知った香織は、今までの良妻の顔を捨て豹変ーー。

なな子を連れてくるようにいう画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

今まで「田端、明日は売るつもり」や「専業主婦は『働いてる』とは言わないの?」など、多くの人が共感できるテーマをわかりやすく丁寧に描かれてきたみこまるさん。今回「裏切り」や「人間の闇」に迫った作品について話を伺った。

ーー原作から制作する漫画と自分で制作する漫画で違うところを教えてください。

作風は「ラフな感じの簡潔な絵で」ということだったので、あまり描き込まないことを意識していました。メンタル面やフィジカル面では、とくに変化はありませんでした。「よいものを作るぞ!」という気合はどんな作品でもいつも持っているので、今回もそのような意気込みでした。

家庭を崩壊されられた香織の復讐が始まる画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

ーー作品を読んだ人からは「どのキャラの気持ちにもグッときます」というコメントも届く。シタ妻とサレ妻の2人のキャラの心理を描くのは難しくありませんでしたか?

その辺りは、原作者のいくた先生がしっかりと設定してくださっていたので、とても描きやすかったです。

香織の前で土下座をする2人画像提供:(C)原作いくたはな・漫画みこまる

ーー「お宅の夫をもらえませんか?」は、実に意味深なタイトルですが、これはラストで回収されるのでしょうか?

少し粘着質なタイトルですよね。そういう意味ではラストもそのような感じになっているかと思います。気になる方は、ぜひ本編をお手に取ってくださいませ…!


不倫関係がバレた2人は、パートナーを呼んで4人で話し合うことになる。家庭が崩壊した結果、待ち受けるのはーー。
取材協力:みこまる(@micomalu)

この記事の画像一覧(全11枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報