まずは相手の立場に立つこと。柔軟な姿勢で無限に広がる「相手を思いやる気持ち」【作者に聞く】
看護師でありシングルマザーであるまゆんさん(
@mayun4311
)。彼女の著書「自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界」は、自閉スペクトラム症で特別支援級に在籍する息子・太郎くんとその周囲の人々の心温まる暮らしを描いたコミックエッセイだ。「太郎くんの素直な一言で心が解きほぐされる」と反響が寄せられた本作から一部を抜粋・編集し、まゆんさんのインタビューとともにお届けする。
今回のテーマは「猫にも説明を」。
飼っている猫に緊急事態!?
看護師のまゆんさんにとって重要な「インフォームドコンセント」。治療の際にメリットとデメリットを患者に説明したうえで、同意を得る。これがうまくいかないと大問題になる。
ある日、まゆんさんが飼っている猫のおできが悪化。動物病院に連れていこうという話になった。その夜、寝る前にばあば(まゆんさんのお母さん)が思いがけない一言を放つ。






インフォームドコンセントのような考え方は、普通の家庭生活の中では見落とされがち。「太郎やじいじ(父)、ばあば(母)と接するうえで、日ごろから自分が発した言葉や行動について、相手がどんな反応を示すのかを感じとるようにしています。納得がいってなさそうな反応や理解できてなさそうな反応を感じとれるかどうかも、ポイントなのかと思っています」








