“(天才男子+おばか女子)×恋=”…この方程式は解けるのか!?「尊い」「続きが読みたい」の声。甘酸っぱい青春を描く「ばかと天才」
現在週刊少年サンデーで「小さい僕の春」を連載中の渥美駿(
@atm_tkr
)さんが自身のTwitter上に公開した読み切り漫画「ばかと天才」に、8.4万件超の「いいね」とともに「ほっこりした」「続きが読みたい」と反響が集まっている。勉強も運動もできてスタイルも抜群なのにみんなに嫌われている天才の天府くんと、勉強ができない、特に英語と数学が致命的だけど友達はたくさんいる大庭さん。そんな2人の甘酸っぱい関係を描いた本作は、担当編集者も気に入ってくれているのだそう。作者の渥美さんにキャラクターやエピソードについて話を聞いた。
放課後、天府くんが大庭さんに勉強を教えていると突然図書室の窓が派手に割れ、野球部の打った球が飛び込んでくる。


暑い中、練習に励む野球部員たちを冷めた目で見ていた天府くんだったが、大庭さんは野球部員たちを見て「がんばってるのかっこいい」と言う。

そんなある休日、街中で大庭さんが男性と楽しそうに歩いているのを目撃してしまい、衝撃を受ける天府くん。この日を境に天府くんは大庭さんの前から姿を消す。仕方なく、大庭さんは1人きりで勉強をすることになるのだが。

ーー天府くんと大庭さん、とても対極的な2人ですが、渥美さんご自身はどちらにより共感されますか?
僕が漫画に出てくるとしたら多分悪役なので、この2人には共感できないですね…
ーーご自身の学生時代を参考にエピソードを考えることはありますか?
むしろ自分に足りていないもの、足りなかったものを肯定的に描こうと思うことが多いです。例えば女の子がかっこいいと言ったから野球部に入ってしまうようなまっすぐさは僕にはなく、そうあれたら良かったのにという憧れがあります。

ーー愛着のある作品とのことですが、それまでの作品と比べて意識して描いた、もしくは描き方を変えた点はありますか?
まだ漫画を描き始めて2年経っていなかったので全て手探りだったと思います。いろんな人に喜んでもらえて、自分でもこういうキャラを描くのが好きなんだと気付けて、結果的に愛着のある作品になりました。
ーー現在連載中の「小さい僕の春」ですが、バレーボールを題材に選んだ理由を教えてください。
自分が学生時代にバレーボールをやっていたことと、背が高い女の子を描きたかったからです!
ーー連載中のエピソードなどがあれば教えてください。
Twitterに上げた漫画がたくさんの人に読んでもらえたのがすごくうれしかったです!
週刊少年サンデーで連載中の話題作、青春格差バレー恋物語「小さい僕の春」。こちらは部活でバレーボールに打ち込む背の低い男の子と、背の高い女の子の2人の物語だ。今回紹介した「ばかと天才」同様に、バレーボールにかける青春と、甘酸っぱい2人の関係が連載でじっくり楽しめる作品となっている。コミックスの第1巻が2023年8月18日(金)に発売決定!気になる人はぜひ、手に取ってみてほしい。
ばかと天才の話 1/7#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/GIa6LRMZsd
— 渥美駿/『小さい僕の春』@少年サンデー連載中! (@atm_tkr) May 24, 2023
取材協力:渥美駿(@atm_tkr)/小学館