「盲導鳥がうるさい」と言うクレーマー!?消せないと説明するも文句を言い続けるお客に困り果てる駅員…【作者に聞いた】

駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回はブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から第42話を紹介するとともに、著者に駅員を目指すようになったきっかけについても聞いた。

ある日、ペン助のところへクレーマーの田中さんがやって来て声を掛ける。すると「子供が通るたびにピヨピヨうるせぇ!!耳障りなんだよ」といつものように怒った様子でクレームを言ってくる…。

ペン助は「すいません、消せないです」と伝えたが、「じゃぁ一日中聞こえる鳥の声はなんだ!!」と今度は質問してくるではないか!?「これは盲導鳥です。目が不自由な人のためですよ」とペン助は丁寧に説明する。

ペン助の回答に納得しない田中さんは「そんなん知るか。俺は目が見える」と主張。田中さんの様子を見て、これじゃキリがないと感じるペン助であった…。
駅で聞こえる鳥のさえずりの音は「盲導鳥」と呼ばれ、お客さんの要望で消すことはできない。駅員はお客さんの質問には答えるが、話が通じない人が一番厄介なのかもしれない。
本作以外にも、さまざまな駅員漫画を描いているザバックさん。著者に駅員を目指すようになったきっかけについて伺うと、「僕は、最初から駅員を目指していたというわけではありません。友人が鉄道会社で働いていて、『募集してるけど応募してみるか?』と声をかけてくれたのがきっかけでした。僕の同期もポスターや広告などを偶然見かけて、入社した人が多かったです」と話してくれた。
駅員経験が豊富なザバックさんの漫画は、説得力のある作品ばかりだ。SNSやブログでは他の作品も投稿されているので、気になればぜひ読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)