なくした財布が見つからずクレームを言うお客!?暴力的なお客に「警察呼びますよ?」と伝えて危険を回避した賢い駅員【作者に聞く】

鉄道会社の勤務経験があるザバック(@theback_blog)さんと、地元のスーパーでバイト経験があるしゃけなかほい(@syake8989)さん。駅やスーパーなどは日々さまざまなお客が利用し、ときにはクレーマーを対応することもあるという…。実話をもとにしたリアルな漫画が話題を呼び、一度は読んでみたい作品ばかりだ。
今回はクレーマーが登場する2つの作品を紹介するとともに、それぞれの著者にクレーマーについてもインタビューした。
財布が見つからず暴力を振るおうとするお客
ある日、お財布をなくしたというお客さんがやってくる。ペン助は駅構内をくまなく探すも見つからず、「本当に探したのか!?なんで財布がない!!」と逆切れされてしまう…。駅員としてはこれ以上の対応はできないため、交番へ行くように伝えると、そのお客さんは「このクソが!!」と言いながらペン助の胸ぐらをグイッと強く掴む。すると、ペン助は暴力的なお客さんに警察を呼ぶことをと伝えると、すぐに手を放される。どうやら、警察という言葉を聞いてすごく動揺している様子だ。助かったペン助は『警察っていうとビビり出すやつ多いよな…』と心の中で思うのであった。

著者のザバックさんにクレーマーを対応する際に気を付けていることについて聞くと、「『相手と同じ土俵に立たないこと』ですかね…。クレーマーは基本的に理不尽なことばかり言うので、真剣に聞く必要はないと思いますし、特に反論もしません。ムキになり大事になって、上司や同僚に迷惑はかけたくないですからね」と話してくれた。
お会計で鬼の形相で怒鳴るクレーマー
ある日、スーパーのレジ打ちで常連のお客さんを対応するしゃけなかほいさん。お客さんにお会計は「ポイント払いで!」と言われたので、「ポイントのご利用はあちらのサービスカウンターで商品券に換えてからご利用ください」と丁寧に説明すると、「はぁ!?なら最初からそれ言ってくれる!?」と鬼のような形相でブチ切れられる。クレーマーの態度に唖然とするしゃけなかほいさんであった…。

しゃけなかほいさんに本作では描かれていない余談について伺うと、「漫画には描いていませんが、このお客さんは中学生くらいの息子さんも連れていて、息子の前でも怒鳴るんだと動揺しました…。丁寧に案内までしているのに、ブチ切れる態度にはびっくりしました」と語る。
仕事をしているとクレーマーを対応することがあるが、理不尽な理由で文句を言うお客もいるようだ。状況を悪化させないためにも、丁寧な接客を心がけた方が大事にはならずに済みそうだ。
取材協力:ザバック(@theback_blog)/しゃけなかほい(@syake8989)