枕元に現れたのは愛犬の幽霊？別れを告げに来たと思いきや…。意外なオチに「そんな大事なとこ、間違えるんかーい！」【作者に聞いた】

ウォーカープラスでは、暑い時期に涼を感じられる怪談話や不思議な話など、夏休みにおすすめの漫画を特集している。今回は、「犬の幽霊」にまつわる不思議なエピソードを描いた、漫画家のみつつぐ( @mitutugu )さんの作品を紹介しよう。

「七海さんのオバケ生活」(HONKOWAコミックス)や「霊感なんてないと思ってた ～怪談フラグぜろ～」など、オカルト系コミックエッセイ作品を発表するみつつぐさん。自身のTwitterでは、寄せられた不思議な出来事を漫画にした「人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた」シリーズを投稿し、毎回さまざまな反響が寄せられている。今回紹介するのは、同シリーズの第45話。

愛犬との最後の別れを思いきや…枕元にいたのは見知らぬ犬？

ある晩、女性が寝ていると、犬の鳴き声で目が覚めた。女性は一人暮らしで犬は飼っていない。目を閉じながら、「まさか…実家で飼っているリンゴでは…？」そんな思いが頭をよぎる。リンゴは高齢で持病持ちであるがゆえ、いつ旅立ってもおかしくはない。「お別れに来てくれたの…？」と朦朧とするなか、目を開けると…。

目の前にいたのは、なんと知らない犬の幽霊。呆気に取られていると、犬の幽霊も女性の顔を認識したようで、「あっ違う…やばい…」とバツが悪そうにスン…と消えていった。ちなみに実家のリンゴは元気だったという。

愛犬との不思議な別れと思いきや、なんとも間抜けなオチに、読者からは「そんな大切なこと、間違えるんかーい！」「なんてドジっ子な…」とさまざまな声が寄せられた。動物の中でも人間への忠誠心の強いと言われる犬。死んでからも枕元に立つ健気なワンちゃんが、無事飼い主と再会できることを祈るばかりだ。

作者のみつつぐさんに話を聞くと、今回のエピソードは学生時代の友人から聞いた話がもとになっているとのこと。話を聞いた当時は漫画にする発想はなく、「おもしろい話を聞かせてもらってうれしい」と思っていた話を漫画化したのだとか。

取材協力：みつつぐ(@mitutugu)