ゴリゴリ迫る…!?高嶺の華子さんがかわいすぎ!!必死に逃げる陰キャ男子は「勘弁して…」【作者に聞く】

初めて描いた創作漫画「陰キャ王子と高嶺の華子さん」が“pixivコミック編集員のオススメ”に抜粋されたり、“今週の注目漫画16選”に選出された杉岡ケイ(@kei_sugioka)さん。現在は、一般企業で働くかたわら、先述した漫画作品が某出版社の編集者の目に止まり担当編集がついて、創作活動を続けている。そんな杉岡さんの漫画家人生のドアを開けた運命作「陰キャ王子と高嶺の華子さん」を紹介する。

高嶺の華子さんは何を見て「きれい」だと思ったのか…?杉岡ケイ(@kei_sugioka)


世の中には2種類の人間が存在する。人に愛される陽気な人間と、誰からも愛されない陰気な人間。この漫画の主人公・陰木王子(いんきおうし)は圧倒的に後者に属し、本人にもその自覚がある。この物語は、席替えで高校イチの人気者・高嶺華子と席が隣同士になったところからスタートする。

カーストが違いすぎるゆえ、喉の奥から声が出てきてくれない杉岡ケイ(@kei_sugioka)


隣の席になってから、なぜか何かと話しかけてくる華子。しかしうまく会話できるわけもなく、王子は「自分みたいなウンコが期待するな」と言い聞かせる。「また痛い目見んぞ」と…。

急に「ずっと言いたかったことがある」と華子が近づいてきて…!!杉岡ケイ(@kei_sugioka)


それでも華子は懲りずに王子に話しかけてくる。その度にビクビクしながら返事はするものの、内心「勘弁してくれよ…」と思っている王子。そんなときに事件が起こった。実は、王子には隠したい過去や傷があった。同時に華子も王子に伝えたい思いをたくさん抱えていて――。本作について作者の杉岡ケイさんに話を聞いてみた。

泣いているところに華子が!!折り入った頼みとは…?杉岡ケイ(@kei_sugioka)


――創作漫画として最初の作品が本作になるんですよね?

はい、人生で初めて描いた創作漫画がこの作品です。賞に出したのも、今だから言うと、記念受験のような感覚でした。でもこれが、自分の創作人生におけるいわゆるターニングポイントになったことは明らかなので、とても大切な作品です。

――そもそもなぜ漫画を描こうと思ったんですか?

元々、二次創作活動はしていたんです。そこで仲良くしていた方が商業作品を描くことになったと聞き、「30歳を超えても漫画家デビューってできるんだ…!?」と衝撃と感銘を受けたことがきっかけです。たまたまそのとき、育休で本業をお休みしていたので、「じゃあ私も、育休が明けるまでに創作漫画を描こう」と思い立って2週間くらいで描いたのが本作品となります。

――実際に描いてみてどうでしたか?

初めてだったので作り方がわからず、ネームも完成させないままに描きはじめて、作画をしながらストーリーを考えていきました(笑)。結局、そのときに出した賞には引っ掛からなかったんですけどね!

――でも、思い入れがある作品ですね。

はい、この作品を賞に出したことがきっかけで今の担当さんからご連絡をいただけたので、本当にそうです!ほかにも、「素人の創作漫画なんて誰も読まないだろうなー」と思っていたのに、SNSにアップすると思いのほか読んでもらえてブックマークもしていただけて!さらに、pixivコミック編集員のオススメに抜粋されたり、今週の注目漫画16選に選出されたりして、ちょっと調子に乗りました。ビギナーズラックがすげえと(笑)!

王子の右目を見て、「きれい」と言う華子に王子は言葉が出ない杉岡ケイ(@kei_sugioka)

王子の傷を見ても気持ち悪がらず、むしろ追いかけてきてまで「きれい」とつぶやく華子さん。驚く王子に向かって「どれだけ私を沼に落とせば~」と思いの丈を早口でまくし立てる。魅力的な2人のキャラが織りなす「陰キャ王子と高嶺の華子さん」、ぜひじっくり読んでほしい作品だ。

取材協力:杉岡ケイ(@kei_sugioka)

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