泊まり勤務に耐えられず会社を退職!?想像以上の激務で転職を決断する駅員【作者に聞いた】

駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、過去に反響の高かった3つの作品をご紹介します!
泊まり勤務が原因で退職した駅員
ある日、久しぶりに同僚のハイエ君に電話するペン助。ハイエ君は仕事も順調のようで、元気そうな様子だ。同じく同僚のカモハシ君の近況も聞いてみると、なんと退職したとのこと。ハイエ君が言うには、泊まり勤務が身体に合わなかったことが原因のようだ。ペン助は「泊まり仕事だとわかっていても、実際やらないとわからないよな…」と思い、カモハシ君のことが心配になってしまう。駅員の勤務の大変さがよくわかる作品だ。

部下想いの優しい上司
ある日のこと、傘を持っていないお客さんがペン助のもとにやって来て、「傘の1本くらい貸してくれてもいいだろうが!!」としつこく言ってくる。ペン助が困っていることろに上司が登場し、「お客様!!もうご利用なさらなくて結構です」とビシッと言い放つ。部下のことを守る上司の存在に思わず感動するペン助だが、その上司から思わぬ言葉を聞くことになる…。最後は心がほっこりする作品。

切符を紛失したお客さんが駅員に激怒
ある日、電車の乗車中に切符を紛失したというお客さんがやって来る。駅員に「改札を通してほしい」とお願いするが、切符を紛失した場合はその料金を支払うことが規則だ。以前はそのまま通してもらえたと主張するが、今回は通してもらえずに、なんと激怒してしまうお客さん…。駅員の日頃の苦労が垣間見える作品だ。

本作以外にも、さまざまな駅員漫画を描いているザバックさん。駅員だったときに退職した同期について聞くと、「気づいたら辞めていました。でも、それも仕方ないかと思いました。会社を辞めることは悪くないと思います」と語る。
鉄道会社は特殊な業務が多いようだ。著者にこれまで特殊だと感じた業務について伺うと、
「駅員として働いていると『人の死体』を目にする機会があります。人身事故ですね。『サービス業なのに…』といつも思っていました。こればっかりは慣れないですし、本当に辛いです。人身事故に遭遇して精神的に病んでしまう人もいるほどです」と駅員にしかわからない辛い経験を話してくれた。
駅員の日常や仕事の大変さなどがよくわかる今回の作品。Twitterやブログではほかのエピソードも投稿されているので、気になる方はぜひ読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)