再会は40年後!!かつて家出少年を保護した謎の美女の正体は…?笑う彼女はすべてお見通しだったのか!?【作者に聞く】
家出をした少年がたどり着いた先は、見慣れぬ洋館だった…!どこをどう歩いたのかは覚えていない。ただ気付けば古びた洋館が目の前にそびえ、そこには美しい女性がいた。
pixivが開催した「青春ラブコメフェス」での受賞経歴がある弁柄丸(@kanibazooka)さんの作品の中から、今回は「館の女主人」を紹介する。芸術を愛する少年は、親の会社のあとを継ぐことに反発し家出をした。たどり着いた先にいた美しい容姿の女主人は、彼にさまざまなことを教えてくれる。若さに似合わず博識で、古いこともよく知っている彼女。
少年は彼女を“師”と仰ぎ、何年もの時をともに過ごした。そんなある日、師に用事を頼まれて1人で館を出た少年は道に迷い、気付けば家出をしたはずの自分の家に戻っていた。
そのとき両親から衝撃の事実を告げられる。少年が家出をしてから戻るまで、たったの1週間しか経っていないというのだ。その後、どれだけ探してもあの館にたどり着くことも、彼女の姿を見ることもなかった。
それから40年の歳月が経過し、少年は美術品の修復家として名をなし「先生」と呼ばれるようになっていた。そして、修復家となった彼が思わぬ形で彼女と再会する日が来る!40年の時を経て会った彼女は、あの頃の美しさをそのままにそこに佇んでいた…!この作品について弁柄丸さんに話を聞いてみた。
――「館の女主人」のプロットを思いついたきっかけについて教えてください。
「魔女集会で会いましょう」というハッシュタグが流行ったときに描いた2つの作品のうちの1つなんですが、もう1つの作品の「あなたの為なら死ねる」がメチャクチャな話だったので、こちらは真面目な作品として描きました。
――家出した少年は「館の女主人」に導かれて館にたどり着いたのでしょうか?女主人は40年後の少年と“ああいう形で再会すること”までお見通しだったのでしょうか?
どちらがどちらに導かれて出会ったのは定かではありませんが、「魔女集会で会いましょう」がコンセプトの作品で、彼女は魔女と呼ばれる女性なので、すべてお見通しだったのかもしれませんね。
普段は別名義で商業漫画家として活躍しており、“弁柄丸”という名前はpixivやX(元Twitter)などの場で趣味で活動する際のハンドルネームだという弁柄丸さん。SNS上には創作漫画や二次創作ものなどさまざまなジャンルの漫画がアップされているので、ぜひ覗いてみよう。
取材協力:弁柄丸(@kanibazooka)








