独房からの脱出!監獄の壁に見つけた一筋の光…壁を登って逃げ出そうとしたとき、絶望の結末が待ち受ける【作者に聞く】
囚人の独房から一筋の光が射している。唯一の希望を託して、男は脱走を試みたモノモース(@mono_moosu)さんの「希望の光」は、1時間でお題に沿った4コマを描くという企画で描かれた作品。今回は本作を描くきっかけや受賞したときの気持ちについてインタビューした。
絵だけで全てが伝わる!完璧な絶望を描く

――希望の光を描くきっかけを教えてください。
1時間でお題に沿った4コマを描くという企画が行われていて、もともとはその企画用に描いた作品でした。確か「窓」というお題で、当初の作品タイトルも「窓」でした。1時間という限られた時間内で描かなくてはいけないので大変ですが、発想力を鍛えるにはとてもいい企画なので、今でも不定期で参加しています。

――本作は、「第4回 北九州国際漫画大賞で漫画ミュージアム賞」を受賞したそうですね。感想をお願いします!
この作品を描いたときに、他の4コマ作家の方から「北九州国際漫画大賞という4コマ漫画の賞があるから応募してみたら?」と言われて、軽い気持ちで応募したのですが、まさか賞をいただけるとは思っていなかったので、とても驚いたというのが正直な感想ですね。

――本作はセリフがありませんが、理由はあったりしますか?
セリフで説明せず絵で表現した方が、読む人もスッと理解しやすいので、あえてセリフを無くすという手法を取り入れています。SNS上では文字の多い漫画は敬遠されてしまいがちなので、極力少なくするように心がけています。
シンプルな絵柄と短い文章でさくっと読める4コマを描くモノモースさん。物語の背景も読者が想像できるわかりやすさなのに実は奥が深い。現在は、タウンワークマガジンで「
はたらく4コマ
」を連載中。こちらも要チェック!
取材協力:モノモース(@mono_moosu)