呪いのビデオを観てしまったおじいさん!?テレビから女性の幽霊が現れるも意外な展開に驚愕【作者に聞いた】

幼少期から漫画を描くことが好きな甘井(
@amai_taiyaki
)さんは、X(旧Twitter) などのSNSで漫画を公開している。
2023年9月には「呪いのビデオと呪いが効かないおじいちゃんの話」を投稿。貞子のような女性がテレビの中から現れるが、おじいさんが気持ちよくおもてなしをするというエピソードだ。ホラー漫画のようだがユーモアが溢れる作品で、今後の展開に注目したい。本作が誕生したきっかけや裏話などについて、甘井(@amai_taiyaki)さんにインタビューした。

――本作はどのように誕生しましたか。
映画が好きでホラー映画もよく観るのですが、幽霊は孤独なことが多いので、ふと「もし驚かれなかったらどうなるんだろうか?」と思ったのが始まりです。

――本作を描く際に、苦労された点などはありますか?
漫画を描くのはどの作業も楽しいので苦労を感じることはないのですが、幽霊を描くのが初めてだったので、髪や肌の表現をどのようにすると作品の雰囲気に合っているかを模索しました。怖がらせることが目的の漫画ではないので、ホラーが苦手な方にも読んでいただけるような幽霊になっていたらうれしいです。幽霊もお年寄りもこれまでのその人の人生が現れた魅力的な外見をしていると思うので、それを表現できるようにこれからも精進していきたいです。

――ホラー漫画のようですが、どこかほっこりする作品ですね!おじいさんには、なぜビデオの呪いが効かないのでしょうか?
ありがとうございます!そう仰っていただけてうれしいです。ホラーの描写はありますが、どちらかというと二人の交流を主軸に描いています。この漫画はこれからも続きを描いていきますので、呪いが効かない理由は後に明らかになります。おじいちゃんと幽霊が今後どのように過ごしていくのか、呪いが効かない理由も含め楽しく読んでいただけたらうれしいです!

――甘井さん自身、幽霊は怖いと感じますか?
怖いですが、ホラー映画や怪談は大好きです!特にゾクッとするような内容が好きなので、日本のホラーが一番好きです。ただ、実際は本当の幽霊ははっきり見える存在で、その辺を歩いてるのかもしれないと想像しますし、怖いものではないのかなと考えています。ふと懐かしい匂いがするとか、誰かの存在を感じるといった話はよく耳にしますので、住み慣れた家にそっと帰っていたりするんだろうなと思っています。そうだとしたら私がうれしいのかもしれません。大好きな人の幽霊だったら会いたいです。

――最後に、読者にメッセージをお願いします。
こうして記事に取り上げていただいたことで拙作を知ってくださった皆様、私は今まだスタート地点に立ったばかりの新人ですが、これから皆様に一緒に泣いたり笑ったりしていただけるような漫画をたくさん描いていきたいと思っています。この記事をきっかけに私の漫画を読んでいただけたらとても幸せです。本作はシリーズとしてXに載せていきますので、お読みいただけたらうれしいです!これまでも私の漫画を読んでくださっている皆様、皆様のおかげで私はこうして笑顔で今日も漫画を描けています。本当にありがとうございます。いただいた応援を力に変えて、これからも元気に楽しく漫画を描いて参りますので、一緒に楽しんでいただければ幸いです!
甘井さんの作品は臨場感があり、心がほっこりするエピソードばかりだ。本作はホラーが苦手な人でも読みやすいので、興味があればぜひ読んでほしい!
取材協力:甘井(@amai_taiyaki)