本性がバレた!?優しい笑顔と真逆のギャップもいい!ラストで心を撃ち抜かれる19.5万の胸キュン漫画【作者インタビュー】
Amazonレビュー星4.9という驚異的な高評価を得る、漫画家卯月ココ(@uzcoco_66)さんの「恋せよまやかし天使ども」を紹介しよう。月刊「デザート」(講談社)で連載する本作は、いわゆる美男美女が主人公の王道の少女漫画だが、人の表の顔と本性の二面性をテーマに描いており、Xに投稿された第1話は19.5万いいね(2023年10月23日時点)を獲得し、多くの人の心を撃ち抜いている。
人の心を撃ち抜いてしまうほどの美少女「心撃のエンジェル」が恋をしたのは…二面性のあるイケメンだった!?

学園のマドンナ“桂 おとぎ”は、目があっただけで人の心を撃ち抜いてしまうほどの美しい容姿をしており、通称「心撃(しんげき)のエンジェル」と呼ばれていた。幼少の頃から人々の注目を集めていた彼女は、他者から求められている品行方正な自分像を演じている。

同じく副委員長を務める一刻(にのまえ とき)は、おとぎと並んでも引けを取らないビジュアルを持つイケメン男子。彼もまた、見た目だけでなく成績優秀で仕草や言葉遣いも丁寧、誰にでも平等…おとぎと同様に学園で一目置かれる存在だった。

見た目のよい2人は、学園ではいわゆる「いい人」を演じていて、おとぎは常に笑顔で優しく接する一刻に惹かれていた。しかし、あまりにもパーフェクトな彼も、自分と同じように本当は裏の顔があるのではないかと思った。

しかし、一刻はいつもおとぎに優しかった。「心撃のエンジェル」の撃ち抜きスマイルも一刻には通じない。そんなとき、他校の男子高校生に絡まれたおとぎは、一刻の前で隠していた本性を出してしまい…。
表の顔と裏の顔、どちらもなぜか胸キュン!な二面性を描く卯月ココさんにインタビュー

――現在、月刊デザートで連載中ということですが、本作を描くきっかけを教えてください。
ギャップがあるキャラが好きなので、キャラクターを考えているときにどうしても些細なギャップが生まれてしまうなと思い、それならばいっそのこと“ギャップそのものをメインにしたキャラ・お話にしよう”と思ったのがきっかけです。

――Xで19.5万のいいねがついていますが、お気持ちをお聞かせください。
ありがとうございます。たくさんの方々に読んで頂けてすごくうれしいです。

――「続きを正座待機!」というのがぴったりな終わりなのですが、第1話の構成でこだわったポイントがあれば教えてください。
読者のみなさまに、最後の最後でおとぎと共に一刻の裏の顔に驚いて刺さってもらえたらうれしいなと思ったので、一刻が本性を出すシーンは、駅のアナウンスとリンクさせて印象に残ってもらえるように心掛けて描きました。

――「ギャップ萌え」をテーマに描いたイラストを拝見しました。卯月先生のギャップに対してのこだわりがあれば教えてください。
こだわりかはわかりませんが、ひとつの「ギャップ萌え」を深堀りしていくのが結構好きです。例えば、そのキャラの過去にどんなことがあってそのギャップが生まれるようになったのか、どのギャップとどのギャップが掛け合わさったら破壊力が増すかなど、ギャップって無限にあると思うので、好きなギャップを掛け算していくのってすごく楽しいし、キャラ作りにも役立つ気がします。

――今回の主人公はそれぞれに裏人格を持ち合わせていますが、表の面と裏の面の描き分けで、こだわっているところはありますか?
特に表情は、パッと見て今どっちかがわかるように気をつけて描いてます。仕草なども表と裏で変化をつけたりしています。

――隠していた裏の顔がバレてからの展開がますます気になりますが…第1巻で2人の関係はどのくらい進展するのでしょうか?
どのくらいまでとは言えないんですが、1巻目から2人のいろいろな面を楽しんでいただけるのではないかな、と思います。

――読者のみなさまにメッセージをお願いします。
ここまで読んでくださりありがとうございます。「恋せよまやかし天使ども」読者のみなさまに楽しんで頂けるよう、自分自身も楽しみながら描いていきたいです。よろしくお願いいたします。
美男美女が猫をかぶって本性を隠し、裏の顔の秘密を共有する騙し合いラブ。主人公は目があっただけで撃ち抜かれるという美少女設定だが、ヒロインの主観で物語が進むため、いうほど完璧な美少女に見えないところも感情移入しやすいポイントだ。見どころは、第1話のラスト。一刻の裏の顔に心を撃ち抜かれる人が続出している。秘密がバレてしまった2人に、年齢問わず「胸キュンした」「尊い」「続きが気になって買いました!」というコメントが届いている。
取材協力:卯月ココ(@uzcoco_66)