「別れるなら金払え」と元カノに迫る諦めの悪いストーカー!?警察沙汰になり予想外の展開に驚愕【作者に聞いた】

子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(元Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、X(元Twitter)に投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第24話を紹介するとともに、著者が実際に依頼者のストーカーに遭遇したときの心境についても伺った。

宮野が荷物の運搬で依頼者の家のドアを開けると、そこには作業の前に写真で見た依頼者のストーカーが立っていた。社長は急いでドアを閉めると大声で「警察呼べ!」と叫び、宮野は警察へ電話する。

暫くすると警察がやって来てストーカーに事情を聞き、一人の警察官が依頼者である町田さんのもとへやって来る。警察官によると、ストーカーは「別れたつもりはない、別れるなら金を払ってほしい」と言っているとのことだ。

カウンセラーのジョーさん曰く、ストーカーは相手が払えないと思う金額を要求し、相手に付きまとうための口実にするようだ。つまり、お金が目的なのではなく、相手との関係を終わらせないことが目的なのである。

その後も警察はストーカーと話を続け、町田さんも精神的に疲労している様子だ。この状況に我慢がならない社長は警察とストーカーのもとへ行くも、予想外の展開へと発展していく…。
現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。今回は、依頼者のストーカーに遭遇したときの心境について聞いた。
――宮野さんが実際に依頼者のストーカーに遭遇したときの感想について、お聞かせください。
「鉢合わせることは少なくないよ」と社長から時々聞いてましたが、いざそうなると頭が真っ白になって変な汗がブワッと出てきて、とにかく刺激しないようにしないといけないけど、どうすればいいのかわかりませんでした。蛇に睨まれたカエルとは、まさにこのことかと思いました。
夜逃げ屋の依頼はDVに次いでストーカー被害が多く、ストーカーの相談件数も増加傾向にある。「夜逃げ屋日記」は2023年6月より書籍が発売し、著者と夜逃げ屋の社長との対談(
前編
/
後編
)も実現している!Xでは他のエピソードも投稿されているので、興味があれば読んでほしい!
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)