接客業ではクレームは避けられない!?元駅員の著者がリアルな駅員事情を赤裸々に語る【作者インタビュー】

駅員に土下座もしくは賠償金を求めるクレーマー!?画像提供:ザバックさん

学生時代に漫画を読み始めたことがきっかけで、ユニークな漫画を描いているザバック (@theback_blog) さん。過去にX(旧Twitter)やブログにて公開された「100日後にやめる契約駅員さん」は、実際に駅員を経験した原作者が描くユーモア&コミカルな作品だ。今回は本作の裏話や実際に受けたクレームなどについて、ザバックさんにインタビューした。

駅員にクレームを言う男性のお客たち 75-1画像提供:ザバックさん


――仕事ではさまざまなクレームの対応をされているようですが、特に印象に残っているクレーマーはいますか?

「お前の顔が気に食わない」というクレームです。スーツを着たビジネスマンでしたが、そんなことを言われるとは思っていませんでした。接客業をしている人ならわかってくれると思いますが、“お客様”という肩書きを使って威張ってるだけなので、僕は基本的に聞き流しています。

会社の同期と話しているペン助 8-1画像提供:ザバックさん


――漫画で描かれている以外に、駅員に関する余談などがあれば教えてください。

現在も鉄道会社で働いてる同期と連絡を取ることがあり、いろいろな情報を耳にします。AIによる無人運転や無人駅など、鉄道会社は人員をどんどん削っています。駅員や電車の運転士の人員数がこれから減っていくと思うと、少し寂しい気持ちになりますね。

マジックハンドについて説明する先輩 15-1画像提供:ザバックさん


――マジックハンドのように、ほかにも駅員が使う特殊な道具などはありますか?

特殊な道具は数多くあります。“軌道回路短絡機”など説明すると長くなる道具ばかりなので、漫画ではわかりやすいマジックハンドを採用しました。皆さんにとって身近なものだとAEDや刺股、救急セットなどを置いています。

駅員の経験を活かして漫画を描こうと決意するペン助! 100-7画像提供:ザバックさん


――最後に、今後の目標について教えてください。

新しい漫画を描きたい気持ちもありますし、メモ帳に残った駅員マンガのネタをすべて消費したい気持ちもあります。ブラック企業で働いてる僕に…時間と休みに余裕が出るまで少しお待ち下さい。漫画だけで生活できるようになれば、何より幸せなんですけどね。


通勤や通学などで電車を利用する人は多いが、そこで働く駅員の事情についてはあまり知られていないかもしれない。ブログではほかの作品も数多く公開されているので、興味のある方はぜひ読んでほしい!


取材協力:ザバック(@theback_blog)

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