さらば残業地獄の職場!いざ新天地へ!転職先で同僚が言う「人手不足」「長く勤めて」に早くも嫌な予感が⁉【作者に聞く】
2019年から「働き方改革」に関連する法律が順次施行され、社会では働きやすい環境を作り、生産性を向上させるべく、時間外労働を是正する取り組みが行われている。例えば、これまで制限がなかった残業時間に、上限が定められるようになった。しかし、厳しく取り締まるようになったものの「残業が全然減らない」と叫ぶ者も多い。


そんな現代で社会問題となっている、残業。あおいし(
@ao144444
)さんも、その問題に直面する一人だ。自身の残業との闘いを、ねこを主人公にして描いた
「残業続きのねこが転職するまでの120日間の記録」
の漫画を、あおいしさんへのインタビューを交えて紹介していく。ついに、15年間勤めた残業地獄の職場から新しい職場へ――そこで待ち受けていた現実とは⁉




――引継ぎの資料作成には時間がかかりましたか?また、「部長係」と呼ばれることへのモヤモヤした感情はなくなっていたのでしょうか?
「引継ぎ資料は2週間ほどで作成しました。さまざまな業務をやっていたので、ファイル4つ分のマニュアルを用意しました。『部長係』と呼ばれることについては、辞める開放感からモヤモヤした感情は消えていて、最後は気持ちが吹っ切れていましたね」


――上司からの餞別は何でしたか?
「お菓子でした。消えものでよかったと思います。マンガには描いてはいませんが、私からもお別れの挨拶の際に、上司にお菓子のギフトを渡しました。職場の人たちにも、小分けで食べられるお菓子を置いて立ち去りました」


――最後になりましたが、残業地獄からの脱出、おめでとうございます。改めて、労働環境を変えるために、一番必要なことは何だと思いますか?
「ありがとうございます。昔は『会社を辞めたい』と思っても特に何も行動をを起こさず、毎日我慢して働いていました。でも本気で転職を考えたときに、自分自身にスキルが全くないことに気づいたので、まずは資格をとることから始め、そこから転職活動を本格的に始めました。実際に行動してからは、本当にあっと言う間に転職が決まったと思います。労働環境を変えるには、とにかく現状を変えたい!という『強い意志』と『行動力』が必要だと痛感しましたね」


残業地獄から脱した先に待つ新しい職場では、どんな毎日が待っているのだろうか――。
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