ぎゃー!【突然、旦那さんが心臓病に】家族の闘病の様子を描いた実体験漫画が「読者のピンチを救った」と話題に【作者に聞く】

止まらない鼻血に、不安も止まらない

心臓病になった旦那さんを描いたコミックエッセイ 「危ない夫の心臓」 は、読みやすい絵柄と病状をわかりやすく丁寧に伝えていることから、読者から数多くの声が寄せられた人気作だ。今回、ブログとInstagramで作品を公開中の作者・やよいかめさん(@yayoi_kame)に、本作の創作秘話を聞いた。


病気の経験談を漫画にすることで人の役に立てる

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旦那さんの体調不良の原因は心房細動で、「心臓が不規則に収縮するため全身に十分血液を送れず、心不全を引き起こしていた」とやよいさんは話した。

本作では、やよいさんや子どもたちが旦那さんの心臓病と向き合う様子も丁寧に執筆。旦那さんの病気が病院で発覚した際の心境について、「まさか心臓が悪いとは思ってもみなかったので、びっくりしました。夫の体も心配でしたが、10日後には引っ越しを控えていたので途方にくれました」と述懐した。

病気のことがわかってからは、旦那さんの健康について気にするようになったとも。

「でも体に負担をかけないことばかり考えていると何もできないので、予定を詰め込みすぎないようにしながら旅行やイベントなどを楽しんでいます。ただ、遊園地やテーマパークの乗り物がほとんど乗れなくなってしまったので、一緒に楽しめないのがさみしいです」

読者からの反響で特に印象に残っているのは、描き始めて1カ月ほどのこと。「『昨夜、母が旦那さんと同じ症状に。ただ漫画を読んでいたことで、救急車を呼んだ方がいいとすぐに判断でき、緊急入院することになりました』とメッセージがあったのだそう。

「漫画が役立ったんだな、とうれしく思いました」と語ったやよいさん。「病気の経験談を漫画にすることで人の役に立てると気付き、創作へのモチベーションになっています」と話した。


取材・文=上田芽依(エフィール)

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