イマドキは「現金を持たない」のが普通!?キャッシュレス派と現金派が混在する飲み会…どうやって割り勘する?【作者に聞いた】
X(旧Twitter)やInstagramに漫画やイラストを投稿しているやぎ公(@yagi_kou_)さん。なかでも、30年間勤めた職場での経験などをもとに描く「ネコ谷さんは会社員」は、ふつうの中年会社員・ネコ谷さんや、現代っ子の後輩・チュー尊寺君など、個性豊かなキャラクターが繰り広げる会社員生活を描いており、そのリアルさに共感を得ている。今回は、飲み会の割り勘について描かれた漫画をお届けするとともに、やぎ公さんにも本作について話を伺った。

会社帰りに飲みに行ったネコ谷さんとチュー尊寺君。楽しく飲み終わったあと、キャッシュレス派のチュー尊寺君がまとめて支払ってくれた。割り勘なのでネコ谷さんがお金を渡すも、キャッシュレス派のチュー尊寺君は現金を持たないからおつりを渡せない!!ネコ谷さん、どうする!?




本作について、作者のやぎ公さんに描いたきっかけを聞いてみると「買い物でも食事でも支払い方法が多様化してきて、最近は特にキャッシュレス化が進んでいるので、いつか漫画で取り上げたいなぁ…と思っていました」とのこと。
ちなみに、割り勘のときに困った経験は…?「現金払いがほとんどだった時代の話ですが…。4、5人で飲みに行って、そのうちのひとりがまとめて会計を済ませたあと、割り勘して集金しようとしたんです。そうしたら“オレが一番飲んだので端数分払う”、“皆にいつもお世話になってるから私が多めに払う”だの、レジで酔っ払いが大騒ぎして、店員さんに苦笑いされたことが。まあ、本当に困ってたのは店員さんなんですけどね(笑)。店外でやればよかったのですが、冷静な人が誰もいなくて…」とやぎ公さん。
本作ではネコ谷さんの気遣いも素敵だが…やぎ公さんに、これまでに素敵だなと思った先輩がいるかどうか聞いてみたところ、「多めに払ってくださった先輩ももちろん素敵なのですが、印象的だったのは、お小遣い制だった結婚されてる先輩が安い居酒屋を見つけて私と後輩たちを誘ってくれて。そのとき、お小遣い制でやりくりが大変なのに多めに払ってくださったんです。すごくうれしい気持ちになったのを覚えています」
近年はキャッシュレス化が進んでいるが、中には「まだまだ現金派!」という人もいるのでは?特に年末年始は親戚など、さまざまな年代が集う飲み会もあるだろう。その際は、ネコ谷さんやチュー尊寺君の気遣いを参考にしてみては。
取材協力:やぎ公(@yagi_kou_)