人間のまねっこが大好き!「ちくわれす」と、葉っぱの名刺でご挨拶【作者インタビュー】
化けギツネのちくわは人間に興味津々。サッカーをする子どもたちを草かげからじっと観察していたかと思うと、真似っこして小石でサッカーに挑戦。けれど小石ではボールのようにうまく弾んでくれない。そこに現れたのは…?
連載第2回目は、雑貨屋店主とちくわが少しずつ仲良くなっていくお話をお届けする。
舌っ足らずなおしゃべりがかわいい化けギツネの「ちくわ」はうまなスティックが大好き。見た目は怖そうだけどとってもやさしい雑貨屋店主の「正一」と、ちくわのやりとりがかわいらしい井々エビ出汁(いいえびだし)さんの「化けギツネのちくわ(
@chikuwa_kitsune
)」。SNSで連載中の本作をウォーカープラスで紹介する。どこかノスタルジックで、おだやかに過ぎる日々。ささやかだけど、愛おしいできごと。遠い昔に忘れてきた何かを思い出すような、ちくわと正一さんの毎日にほっこりしてほしい。

ちくわは「みっろふぃるだっ」でも小石だと上手にドリブルできなくて…?
子どもたちがサッカーをしているのが気になるちくわ。草かげからじっと眺めているが、ついつい自分もやってみたくなる。ボールの代わりに道に落ちている小石を蹴ってみるも、なかなかうまくいかない。「ポンポンないなっちゃう…」のはどうしてだろう?そこに雑貨店の店主が現れる。



ちくわは人間の言葉や仕草を真似するのが大好き!
クレジットカードでのお買い物に、サッカーと、ちくわは人間がしていることを真似したくなってしまうご様子。しかも、「ふっろぼーう」(フットボール)という言葉まで知っている。作者の井々エビ出汁さんに聞いてみた。
――ちくわがサッカーではなく「ふっろぼーう」(フットボール)を知っているのはなぜですか?
そのことについては、今後漫画の中で触れていけたらいいなと思っております。
――フットボールや名刺など、ちくわはいろいろなことを知っていますが、真似したいお年頃なのでしょうか?
そうですね。ちくわは人間の言葉や仕草を真似するのが好きです。
――「うまなスティック」を買いにくるちくわのことを、正一さんはどんなふうに思っているのでしょうか。
最初は奇妙に思っていましたが、今では癒やされていると思います。お店に出している分とは別に、ちくわ用のうまなスティックを買い置きしているくらいです。
そんなやさしい正一さんに、ちくわは葉っぱの名刺で自己紹介。「ましゃいちしゃ!」と舌ったらずに名前を呼ぶのがまたかわいい。



「ちくわ」と「正一」、お互いの名前を紹介し合って、とてもうれしそうなちくわ。ウォーカープラスでは引き続き「化けギツネのちくわ」を紹介していく。ちくわの活躍をこれからもお楽しみに!
取材協力:化けギツネのちくわ(@chikuwa_kitsune)