【ホラー漫画】作者の深層心理が「悪夢」に…!実際に夢で見た恐怖体験をコンテンツ化する理由に納得しかない【漫画家に聞く】

実際に見た夢を「悪夢シリーズ」として描いている(お)さかなのすりみ(
@sago_okappa
)さんは、口の中から味覚を搾取される漫画「味覚の悪夢」や「手の悪夢」といった人気シリーズを発表している。今回は、髪の毛が伸びた女性とのやりとりを描いた
「髪の悪夢」
を紹介する。
悪夢の恐怖や嫌悪感を切り離してコンテンツ化



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普段から怖い夢を見ることが多いという(お)さかなのすりみさんは、「潜在意識」にあるものが形になって出てくることが多いのだそう。特に、近々の出来事、そこでの体験や記憶に影響され、悪夢を見ることが多いとも。
「怖い思いや嫌な思いをしたり、新しい場所での体験が悪夢の内容に反映されます。特に風邪をひいたときなど、体調が悪化しているときも悪夢を見ます」
では、怖い夢を漫画にすることに対しての怖さはないのだろうか。
(お)さかなのすりみさんは「あります。ただ、悪夢を漫画として描くことで、悪夢への恐怖や嫌悪感を自分から切り離してコンテンツ化できるので、恐怖に対する当事者意識が薄れます」とコメント。漫画にするという行為が「精神衛生上」にもよく、自身のメリットになっているのだと解説した。
(お)さかなのすりみさんの見る悪夢は、よく囲われるようなシーンが多いが、「理由はわかりません!変な寝相で寝ているからでしょうか…」と苦笑。今まで投稿したなかで一番反響が大きかった悪夢シリーズについては「『味覚の悪夢』です!」と即答し、これはpixivで一番ブックマーク数が多く、
「見てくださる方がいることに未だに驚いています」と感謝を述べた。
登場する異形や物語のストーリーはほとんど変えずに描かれているようだ。(お)さかなのすりみさんの夢とはいえ、漫画として読むだけでもゾッとする……。
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■取材協力:(お)さかなのすりみ(@sago_okappa)