「こんなネコ漫画、あった?」猫の“いたずら衝動”をユーモラスに「拡大解釈」した漫画が話題に【漫画家に聞く】

かわいいネコが「名所」を破壊

X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなど、誰もが自分の作品をネットで公開できる、時代はまさに「1億総クリエイター時代」。ネットの世界に溢れる“才能あるクリエイター”たちをピックアップする本企画では、日本の名所を「かわいい猫」が破壊するユーモラスな漫画をXに投稿している ぴよぱん(@piyopan24) さんに取材を実施。創作活動のバックボーンについて聞いた。


「何も考えずに楽しんでもらえる作品作りを心掛けている」


日本の名所を「かわいい猫」が破壊するという斬新なアイデアについて、その発想の源泉をぴよぱんさんに聞くと、「リアルな絵(背景)もかわいい絵(キャラ)も両方好きだったので、思い付きで両方混ぜて描き始めたのが最初だったと思います」とコメント。

キャラを大きく描きたいという欲求も沸いてきて、徐々に猫が巨大化していき、それと同時に「こんなに大きいんだったら、移動中にぶつかってどこか壊れているのでは?」と思い街の一部を壊し始める今の形になったのだそう。

「破壊する猫」の舞台としては、日本の名所をオマージュした建物などが登場するが、「架空の建物よりも、現実にある建物が壊されたほうがインパクトは増すと思い選びました」と、“名所破壊”の舞台裏を告白。

ただ、日本の名所を破壊することに「何かメッセージ性はあるのか?」と聞くと、「すみませんまったく考えていませんでした」と笑った。読者に何も考えずに楽しんでもらえる作品作りを心掛けているとのこと。

「世界の観光名所の破壊シーンもやってみたい」


名所破壊といえば映画「ゴジラ」が連想されるが、ゴジラにインスパイアされた面はあるのだろうか。その点についてぴよぱんさんは、「あんまり特撮を見たことがなくて」と吐露。むしろ、インスパイアされたのは大友克洋さんの「AKIRA」で、「あの描きこまれた絵に憧れて、かなり影響を受けました」と、創作のバックボーンを明かしてくれた。

「「AKIRA」の作中で街が破壊されるシーンでしょうか。アニメ版も漫画版も両方いいです!特に漫画版は画力が凄すぎて、ストーリーが頭に入ってこなかったです」

今後の展開については、観光名所だけでなく、ドラマや映画で有名な場所なども破壊したいと思っているとのこと。さらに、「世界の観光名所の破壊シーンもやってみたいです」と意気込みを語ってくれた。

画像提供:ぴよぱんさん(@piyopan24)

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