「夕飯なんもないよ」妻に言われ、好物の唐揚げ定食を1人で食べた夜「ずるいよなぁ」温かいごはんを食べるおいしさを噛みしめた日【著者に聞く】
まるでクイズのようなタイトル、月光もりあ(
@_moria_moria_
)さんの
「母親になくて、父親にあるもの」
が話題を集めている。それは、1人ごはんをして帰った夜にふと気づいたことを描いたものだが、なんと1200を超えるコメントが集まった。今回は反響のあった本作について、月光もりあさんに話を聞いた。
子育て中の妻には「ないもの」。当たり前のことが妻にも必要だと気づいた
いつもより仕事が早く終わった帰り道、「なんかごはんある?」と妻に連絡をすると「何もないよ」との返事。「わかった、蕎麦かそうめんでも食べるよ」と返信した。しかし、その日は年に何回もない早番だったので、いつもは閉店している唐揚げ屋がまだ開いていた!「やった!」と、もりあさんは、唐揚げ定食を食べて帰ることにした。
大好きな唐揚げ屋の定食を食べることができて大満足。「いつもは家族と一緒に来るので1人でのんびり噛み締めながら食べるのは初めてで、おいしいし幸せだなと思いました」(月光もりあさん)
完食すると「ずるいよなぁ。自分は思い立ったように簡単に1人時間を持つことができる」と、いうことに気づいた。
多くの父親は、通勤時間も昼ごはんも自分時間を持つことができる。その間はスマホを見たり、本を読んだり自由だ。「母親になくて、父親にあるもの」というタイトルで投稿された本作には、多くのコメントが集まった。主に家事育児に奔走されているママさんたちの「いや、そこに気づいてくれる旦那がいるとは!」「自分のことを言われているみたいだった」「涙が出た」などの声が大反響した。
もりあさんは、翌日家族を連れて再び唐揚げ屋さんへ。子連れなのでもちろんゆっくり食べることはできない。それでも「幸せ~」とおいしそうに食べる妻を見て、感謝の想いを込めて本作を描きあげた。
取材協力:月光もりあ(@_moria_moria_)