【自分の性別がわからない主人公】SNSで「めちゃ泣ける」「心に刺さる」などの称賛コメント&5万超えいいねの反響!【作者に聞いた】

小学校に緑色の習字道具を持って行くと…画像提供:©Amai/SQUARE ENIX

幼少期から漫画を描くことが好きな甘井(@amai_taiyaki)さんは、X(旧Twitter) などのSNSで漫画を公開している。2024年2月に「性別がわからない女の子の葛藤と恋の話」を投稿すると5万超えのいいねを獲得し、称賛コメントが殺到!今回は本作を紹介するとともに、著者に本作が誕生したきっかけなどについても伺った。

「性別がわからない女の子の葛藤と恋の話」01画像提供:©Amai/SQUARE ENIX


小学生の頃、緑色の習字道具を持って行ったら友達から「男子の色じゃん」と言われ、自分はほかの女の子と何かが違うと子どもながら思いはじめる。自分の性別がわからないまま25歳になった夏葵。勤務先の保育園では明日、園児たちとこいのぼりを作ることを恋人の雫花に楽しそうに話す。

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翌日、保育園では園児たちが好きな色でこいのぼりを作り始める。すると、たくみ君が色画用紙の前にやって来たので、「何色にする?」と聞くと小さな声で「ピンク」と答えるたくみ君。

13画像提供:©Amai/SQUARE ENIX

男の子にしては珍しい色かもしれないが、夏葵は「ピンク素敵だもんね!」とたくみ君の気持ちを尊重し、たくみ君は楽しそうにこいのぼりを作り始める。

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しかし、後日たくみ君の母親から「なんでピンクなんですか?」と問い詰められ、たくみ君が好きなものを尊重したつもりだったと説明する夏葵。けれど、たくみ君の母は「それでたくみがいじめられたらどうするんですか?」と厳しく夏葵を責める。

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自分が人と違うことを突きつけられているような気がして、保護者からの言葉にショックを受けてしまう夏葵。夏葵は仕事帰りに雫花に会うと、雫花をぎゅっと抱きしめて自分の思いを我慢してしまう。けれどその我慢も限界に達し、夏葵は意外な行動を取ってしまうのであった…。

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――本作はどのように誕生しましたか?

周りにマイノリティーであることを伝えず、信頼できる人にだけ打ち明けているマイノリティーの方はたくさんいらっしゃると思います。思春期の子のなかには「曖昧」ということが不安に思う子もいるのではないかなと思います。そういう方々に、「自分だけじゃないんだ」と思えるきっかけになる漫画が描きたいと思ったのがきっかけです。

――本作を描くうえで、工夫した点について教えてください。

マイノリティーとマジョリティー、どちらか一方的な目線にならないように工夫しました。担当さんや編集部の皆様からアドバイスをいただき、とても感謝しています。ひとりでは作れない漫画です。ありがとうございました。

人と違うことをすると不安な気持ちになることは、きっと誰にでもあるだろう。SNSでは「すてきなお話」「心に響きました」などのコメントが殺到!甘井さんは ホラー漫画 なども投稿しているので、気になる人はぜひ読んでほしい!


取材協力:甘井(@amai_taiyaki)

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