1年ぶりのひとり時間で気づいた本当の気持ち。そして「はぐらかした」理由がついに明らかに【作者に聞く】
大好きな人と結婚したはずだったのに、夫と全然気持ちが通じ合っていないと感じるのはなぜ?――共感間違いなしのコミックエッセイ「始まりはレスでした」。あるとき「もしかしてうちってセックスレス?」と、夫婦の間の違和感に気づいたポメさん。激務の夫、ワンオペの子育て、通じ合えない夫婦のコミュニケーション、さらには毒親との過去…数々の問題を乗り越えて、夫婦の関係を再構築する長い闘いが幕を開ける!

第8回となる今回は「はぐらかした理由」をお届け。体調を崩し病院へ行ったことをきっかけに、べるさんのことを冷静に考えたポメさん。お互いに気持ちを確認しあい、ついにべるさんの口から、過去にセックスの誘いをはぐらかした理由が明かされる。
第8回「はぐらかした理由」


ポメさん「言葉より何より、相手を休ませることが1番」
――今回のお話では、病院で左耳が聞こえていないと指摘されます。
過去にもストレスで耳が聞こえなくなったことがありました。そのときは「あれ?なんか耳がおかしい」と思えたのですが、今回は余裕がなかったからか目眩がくるまで不調に気づきませんでした。気圧の変化や疲れたときは今も耳がギューっとなって目眩が起きることがありますが、そうなったら休むサインだと思えるようになりました。
――ここまでのお話で、ポメさんは夫婦のコミュニケーションについて試行錯誤していますが、夫・べるさんがあまり多くを語らないことに関して、思うことはありましたか?
これは最近気づいたのですが…べるさんは「気持ちを表現するのが苦手」なのではなく「気持ちをあえて表現しない」ようにしていたんじゃないかなぁ、と。当時のわたしには何を言っても無駄だと思ったのでしょうね。正解です。言葉より何より、相手を休ませることが1番だよね、と、今では夫婦で笑いながら話しています。
――ついにべるさんが何度もセックスをはぐらかした理由が明かされましたが、今後のストーリー展開の予告をお願いいたします!
今後は、夫婦の関係を再構築していくことの難しさを描きつつ、今までべるさんの悪いところしか見ていなかったわたしが、やっとべるさんのいいところも見えるようになっていく過程を描いていきたいと思っています。負のループから抜け出すにはあともう一踏ん張り、ここで夫婦のどちらかが踏ん張るのではなく夫婦共に歩みを合わせる大切さを漫画にしていきたいと思います!




次回、助け合っていくことを決めたものの、現実にはさまざまな困難が!