霊泉探しの旅をするはま子たちがたどり着いた「虎の湯」の虎も湯も幻で唖然【漫画の作者に聞く】

XやInstagramでイラストや漫画を発信しているさっちん(@sacchinmii)さん。色や線、キャラクターの表情、場面設定などが独特の雰囲気で、さまざまな面から発見やおもしろさがある作品ばかりだ。哀愁が漂う中に懐かしさや切なさも感じられ、空間や物の大きさも独自の感覚で自由に描いていて、シュールな世界観に惹かれるファンも多い。

最近は、さっちんさんのイラストによく描かれる女の子とアフロのえてこが登場する「はま子とえてこの温泉めぐり」という漫画をXで連載しており、コテコテの関西弁とぶっ飛んだ展開でさっちんワールド全開のようだ。

ウォーカープラスでは「はま子とえてこの温泉めぐり」を、さっちんさんのインタビューとともにご紹介。こだわりポイントやお気に入りのシーン、見どころやキャラクター設定、制作の裏側などを、連載として全5回でお届けする。

「はま子とえてこの温泉めぐり」4話(1/5)


第4回となる今回は、弟の須磨雄の捏造記事によってはま子が「いよいよ人間のお仲間入りはでけん身の上となりました」「ごりらになって面白おかしく余生を暮らそ思いますわ」とごりらの仙郷(さと)を目指す旅の途中から始まる。途中、電車ごと竜巻に巻き込まれてたどり着いたのは『虎の湯』。ここでもまた事件が起きて―。

「はま子とえてこの温泉めぐり」4話(2/5)


虎の正体は

――漫画「はま子とえてこの温泉めぐり」に登場するキャラクターたちはなぜコテコテの関西弁を話すのでしょうか。

「描いていくなかでなんとなくそうなっていったのですが、自分が関西出身だということもあると思いますし、どこか滑稽でおもしろい響きがあるからでしょうか。関西といってもいろんな地方や時代の言葉がミックスされていて違和感を覚える方もおられるかもしれませんが、現実的な物語ではないのでそれでもいいかと思い、おもしろくてかわいい雰囲気を優先してそのままにしています」

「はま子とえてこの温泉めぐり」4話(3/5)


――今回のお話の中で、見どころなどを教えてください。

「えてこはもちろん、はま子も現実の脅威に対してほとんど無能力ですが、しな子はそうでもないようです。今まで狐に化かされていたことが判明し、また居た場所さえ偽物であったことで、この世界に何も信じられるものはなくなります」

「はま子とえてこの温泉めぐり」4話(4/5)

「はま子とえてこの温泉めぐり」4話(5/5)


『虎の湯』でのんびり湯に浸かっていると、急に虎に襲われるえてこ。そこに現れたのは、はま子の親友・しな子。「しな子のマキザッパじゃいー‼」と虎をやっつけてしまう。ただ、さっちんさんも話す通り、その虎や温泉は実は偽者だったことが判明する。あるものを手に入れたはま子たちは、再びごりらの仙郷を目指すが…。次回もお楽しみに。


取材協力:さっちん(@sacchinmii)

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