うつ病での休職中に海外に行くのは非常識?「逃げるって何だろう」ゆっくりと流れる川と時間が、私に勇気と自信を与えてくれた【作者インタビュー】

漫画「うつ逃げ」より

SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん( @naonyan_naonyan )。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。ウォーカープラスで連載中のコミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間をお届けする。


もっと自由でいてもいいと感じられた、ベトナムでの経験とは?

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なおにゃんさんは求職中に訪れたベトナムで、助けの手を差し伸べてくれた人にイラストでお礼の気持ちを伝えたのだという。言葉も通じない異国の地、自分の描いた絵で人が喜んでいる姿を見て、「絵は世界共通の言語なんだなと思った」と当時のことを振り返る。

ゆっくりと流れる川を眺めながら「逃げる」ということについて真剣に考えることができたというなおにゃんさん。日本へ帰るころには「人間、逃げようと思ったらいつでも逃げられるんだ」という勇気と自信のようなものが得られたのだそう。最初は「休職中に海外に行くなんて」という思いもあったそうだが、日本ではできないさまざまな経験を通じて「今の自分には必要な時間だった」という自身の心情の変化も教えてくれた。

なおにゃんさんが得た新しい価値観は、彼女の人生にどのようにかかわっていくのだろうか。今後の展開に注目していきたい。


取材協力:なおにゃん(@naonyan_naonyan)

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